ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

最終節・ジュビロ磐田-鹿島アントラーズ @ ヤマハスタジアム / 秋の庭園巡り。浜松・万葉の森公園 曲水庭園、磐田・中泉歴史公園

最終節を観るべく帰省。記事後半はジュビロの話が延々続くので見た庭から…。

浜松・万葉の森公園 曲水庭園





伊豆の紅葉がきれいだったので浜松もおそらく紅葉がきれいだと思い再訪(芝はもう枯れてた…)。旧・浜北市が『万葉集』ゆかりの地ということで、平成に入り整備された公園。ここの曲水庭園が意外ときれい。隣接している遠州の古刹・不動寺の本堂横の紅葉もきれいです。


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磐田・中泉歴史公園(旧秋鹿邸庭園)

これはもう試合後、夕方に寄ったので暗いけど…磐田市の街中から近い場所にある日本庭園。武将のお屋敷〜遊郭といった変遷を経た土地に残る池泉回遊式庭園。
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最終節。ジュビロ磐田-鹿島アントラーズヤマハスタジアム


かつてのライバルの優勝を打ち砕くドロー。守ってのドローではなく攻めてのドローだから価値がある

そして最終節、ジュビロ磐田-鹿島アントラーズヤマハスタジアムへ行きました。2017年はあまり帰省出来なくて6月のガンバ戦以来のヤマスタ。ジュビロを見るのは前節の鳥栖戦以来、鹿島を見るのはアウェーでの対戦以来。
romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jp何節か前からリーグ優勝の可能性があった鹿島。川崎がことごとく勝利したことによりこの最終節に優勝をかける形になった。目の前での優勝は見たくない――「優勝がかかったガチの鹿島とやりたい」ってジュビロサポも居たけど、僕は別にこれ以前に優勝が決まって腑抜けた鹿島でも勝てれば全然嬉しい……し、別に川崎云々関係なく、鹿島に勝ちたい!ただそれだけ!この日のジュビロは前節の4バックではなく今季好調だった(前半戦で鹿島を3-0で下した時の)3バックに戻した。カミン、森下、大井、祥平、ムサエフ、川辺がスタメン復帰、宮崎、そして出場停止の渚に代わって大貴、俊輔、アダイウトン、川又。後ろの席の女性ジュビロサポが、鹿島ベンチにいる柳沢が出てくるかに注目していてほっこりする試合前。

そして試合は――0-0のドローで終了。優勝には勝つしかない鹿島相手に、攻撃的なカードを切り続け引かなかった名波ジュビロ。正直勝ちたかった、勝てる試合だったと思えた試合。リーグ最少失点を確定させ嘗てのライバルを優勝阻止する好ゲーム。優勝が掛かっている相手とはいえ前半戦3-0で快勝した相手なのでジュビロ側に気負いはなかったように感じたし、逆に鹿島は入りが硬かったかも。試合通してあのゲームよりは「支配された」感じもなかった。今季のジュビロの成長と守備に対する自信を感じたなー。

出場停止でチャンスが回ってきた大貴だけ入りが弱気だったけど。かなり積極的だった川辺(この試合が最後だったから本当に気合入ってたんだねぇ…曽ヶ端の股を抜いたシュート、惜しかった)や、あとは今日もキレキレだったアダイウトンに触発されて段々乗っていけた。川辺とアダイウトンの連続ルーレット、凄かった(どこかに映像無いかなあ?)。あれぶち抜いたのを後ろからいってるからPKだと思ったんだけどなー…。結果西が大怪我しちゃってちょっと後味悪くなってしまった。

鹿島は相変わらずカウンターが速いしサイドからのクロスは鋭いし何人も入って来るし、怖いチームだったーーけどこの試合ではジュビロがそのリスク管理がちゃんと出来ていたし、そこを出し抜けても最後は残念、カミンスキーなので。鹿島には申し訳ないけど当たった相手が悪かったと言う他ない…最後に柏と磐田を残してたのが辛かったね。鹿島が優勝掛かった試合でタイトル逃したの、CWC除くと珍しいと思う。とすると、かつてのライバルとしてはやはり痛快な試合。

なので別に川崎の為にジュビロが頑張っていたわけでは無いけど、フロンターレの皆様は初優勝おめでとうございます!!別にうちのアシスト云々は関係なく、カップ戦で負けた後も切らさずに勝ち続けたのがえらいこと。ナビスコで初タイトル逃した後、大逆転優勝を果たした2005年のガンバを思い出す。そしてジュビロは鹿島に1勝1分、川崎にも5対2で勝ってる訳だから。優勝を争った2クラブに対戦結果では上回った。そことちゃんとやり合えるチームになれたのが嬉しい。

2017年のチームMVPは川又に一票

今季のジュビロのMVPを挙げるとするならば、(チーム全員って言うと話終わっちゃうのでその中で選ぶと!)リーグ最少失点に貢献したカミンスキー 、大井、ムサエフ、一挙注目チームにしてくれた俊輔――と色々居るけど、唯一リーグ戦全試合出場を果たした川又がMVPだと思っています。「川又が離脱したらどうすんのかね、FWが居ない…」と何度も話したシーズンだったけど、怪我もあったろうに全試合出場。そしてそのフィジカルで、昨年までの懸念だった「前線での守備」もこなし続けてくれた。
今日もそう。前線の守備で幾度とコースを切り続け、時には自陣に戻り、奪った後は前線で身体を張る。リーグ最少失点は、本当に優秀なカミンスキーや守備陣全員だけでなく、川又から始まっていた(頻繁に最高距離走ってた俊輔も勿論そう)。その中で久々のシーズン2桁ゴール。期待以上でした。

今シーズンの総括的な。川又、俊輔、ムサエフ、祥平。新戦力が全員期待以上にハマった。…でもベースはやっぱJ2を戦った選手だし、俊輔とムサエフ以外は(若手除けば)スタメン級は全員J2経験がある選手(川又、祥平、大井もJ2で戦ってた経験のある選手)。今季いきなり個の能力が高くなったわけではなくて、個の能力以上に、チームとして高いパフォーマンスを出し続けられたシーズンだった。前向き、強気な姿勢が生んだこの結果。それが楽しかったしチームスポーツの醍醐味だと思う。

その逆が「日本代表クラス」の選手を多く擁しながら、受け身でJ2でも苦しんでた2014年頃だと思うのよね。その頃在籍して伸び悩んでいた選手が、チームを変えて大飛躍――の例が正にこの日の対戦相手だった山本脩斗。脩斗がサイドバックとして日本代表だもんなあ……(国内組だけとはいえ。)環境って大事だし正しい移籍は人生を変える!


こんなにベストイレブン候補に挙がったのは久々。川又、俊輔、大井、カミンとも選ばれても不思議じゃない活躍を今季した選手だと思ってます。しかしうちより順位上のマリノスから中澤だけというのが意外…学の怪我もあるけど、マルティノスとかは弱かったのかな?カミンか大井のどちらかはベストイレブンに選ばれて欲しい…(←誰も選ばれませんでした残念)

ということで今季終了。リーグ最終戦が痺れるシチュエーションたった分、事前の発表ごとが全然無かったので……川辺は果たしてどうなるか。昨年までならともかく今なら広島で試合出れそうだしね……。誰が残り誰が去るのか。何れにせよ、来季も名波監督についてゆく。
という感じで今シーズン終了。今季最後に色んな人と遊べて楽しかった。今年はチケット取れなかったり台風来たり、タイミングもあって例年よりホーム帰省が少なかった。だから一年過ぎるの早かったなー…ってただ歳取ったからだけか。どうせ2月もすぐだな。また来年!

2017年のジュビロ磐田を振り返る。

2017ジュビロ全ゴール見直しながら。今季ジュビロは21試合観戦。12勝5分4敗。個人的ベストゲームなんだろと考えると、
① 3-0 アウェー・鹿島アントラーズ
romitou.hateblo.jp② 4-2 アウェー・浦和レッズ
romitou.hateblo.jp③ 3-0 ホーム・ガンバ大阪
romitou.hateblo.jpかな。アウェー燃える度合いでは吹田も良かったんだけど、今季のうちの転機…方向性と自信ついたのが6月のガンバ戦だった。

今年のジュビロのベストゴールは鹿島戦の中村俊輔一択だけど、同じ試合での駿、新潟戦の渚や天皇杯湘南戦での康太のダイレクトボレー、浦和戦での松浦やアダ…とか良いゴールが多かったなーと。試合で勝ってるからそう感じるのか、勝ち試合が多かったからそう感じるのか。
で、ゴール以外にベストプレーがあるとしたら、この間の大井のオーバーラップは胸を打たれた。今季ピッチ上で一番リスク管理をして来た大井が、今季最後あの場面で飛び出して「勝ちに行った」。鹿島とのライバル関係をギリ知る世代。痺れたよ。

で、行けなかった川崎戦の5-2。行ってたらこれもベストゲームの一つだったんだろうな。フロンターレはこれがリーグ戦等々力での唯一の敗戦、そしてこれ以降リーグ負け無し。最後はジュビロにより初優勝の扉が開けた…これってジュビロ…実質優勝ってやつじゃね?

ただジュビロフロンターレはお互いライバル関係みたいなものが熟成されていない気がする…ので、その点他3試合よりも落ちるかも。鹿島浦和ガンバと違ってお互い強い時期が重なってなくて…川崎が強くなってからはジュビロがほぼパッとせず(笑)、珍しく強かった2012年は川崎が早々に失速してた。2010年のナビスコ準決勝はすごく燃えたけどライバル関係というより単純に久々のカップ戦決勝への想いと、あとは森に対する怒りの感情によるものだったような気がする(笑)水色のアイテム身につけてると「フロンターレですか?」と言われることが近年多くなった。悔しいのでマジで来年も勝って欲しいす。