ガーデン・シティ・ライフ・ログ

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秋の庭園巡り・愛媛編①。新居浜・旧広瀬氏庭園、初めて訪れた新居浜の町並みなど。

秋の庭園巡り、愛媛編その1。前日の福山編は以下。
romitou.hateblo.jp前夜は今治を経由して伊予西条で一泊。そして西条の隣町・新居浜からこの日はスタート(駅前のレンタサイクルの開始時間が朝7時〜と早かったので。実際行ったのは8時過ぎだけど、早いのはありがたい!)。
新居浜は初めて来ました。ジュビロサポ的にはなんと言っても「福西の出身地」というイメージ(笑)あとは…なんとなーく工業地帯というイメージがあったけどその知識は間違っておらず、かつて「別子銅山」で栄えた住友の企業城下町とのこと。平成の大合併までは愛媛県で2番目の人口を誇った、愛媛県東部(東予地方)の中心都市。現在も県3位の人口――なんだけど、この20年で人口が1万人減ってるのか――人口減少時代は地方ではすでに如実に数字に現れてるんだなあ。

旧広瀬氏庭園(旧広瀬家住宅)






まずはお目当ての庭園について。2017年11月に新たに国指定名勝となったばかりの「旧広瀬氏庭園」。新居浜駅からは約4km。距離は自転車なら大したことないんだけど、上り坂が長く続いたのがしんどかった……。(あと最寄り駅は新居浜地区の中心駅である新居浜駅なのに、路線バスは新居浜駅は経由せずに別の駅からになる。アクセスは良いとはいえないー)
別子銅山及び住友グループの中心的人物だった広瀬宰平の旧宅に造られた庭園で、邸宅・庭園ともに明治〜大正期に造られたもの。邸宅も旧広瀬家住宅として国の重要文化財になっています。

庭園からの別子山の眺めも良いけど、家屋2階からの新居浜の街並みと瀬戸内海までを一望できる風景が素晴らしい!


旧広瀬邸の隣に「広瀬歴史記念館」があります。


oniwa.garden

新居浜の町並みを自転車で走る。


ということで新居浜の街をレンタサイクルで巡りました。今まで日本全国色んな場所へ行ってきたけど、「駅から中心街までがここまで遠い街」は初めて!東京はもちろんだけど、自分の地元・浜松市なんかも駅前から比較的近い場所に繁華街(ドーナツ化によりゴースト化してるけど…)がある。その感覚で育ってるので、たとえば名古屋の「名駅ではなく栄」とか、博多の天神とか、新潟の古町とか、京都の河原町とか、広島とか…中心駅から遠い繁華街って個人的にすごく新鮮なものだったりする。

で、新居浜のアーケード街。これがまた駅から遠い!広瀬氏庭園とはまた別方面(海方面)へ4kmぐらいの距離がある。ここまで離れている街も珍しい(思いつくところでは鳥取倉吉ぐらいかなあ?)。新居浜で多分一番格式が高そうなリーガロイヤルホテルも駅からは遠く車でないと行きづらい場所にあるし(ただしイオンモール併設なので車利用には便利)、大阪方面からのフェリー乗り場も新居浜駅からは6kmぐらいある(多喜浜駅からなら3km)ので、港へ降ろされたところで駅がめちゃ遠いから旅行ユースには向かない――ただビジネスホテルとかも決して駅前に集中しているわけではなく、駅から遠い港の方にも点在しているのかな…という。どちらにしても使いづらいけど。
そんななのでレンタサイクル無しでは観光できない。以下が中心街かな?という辺り。






海が近い辺りには面影を残した通りがある。…もっとも、駅から繁華街が離れていたり、元々が発掘された銅を運搬するために海と山を結ぶ広範囲の街であったことからもとっくにモータリゼーションの波に飲まれている街で、アーケード街があるから中心街ってこともなさそうではある。

星越選鉱場・山田社宅


駅や中心街から西側にあるのが「星越選鉱場」の跡。一言で別子銅山と言っても、駅から比較的平坦に行けるこの星越地区もあれば、山の方へ向かう(広瀬氏庭園の方にある)東平地区など色んな遺構がある。「星越選鉱場」の目の前に広がるのが住友の社宅「山田社宅」。現在も人が住まわれています。

下部鉄道廃線跡

新居浜駅から星越選鉱場までを結んでいたのが「下部鉄道」。昭和後期まで営業していたそう。いかにもな廃線跡、現在はサイクリングロードで写真には写ってないけど地元の人がかなり走っていた。
自転車を返却して西条に戻る。伊予西条編へ続きます。
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