ガーデン・シティ・ライフ・ログ

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秋の庭園巡り・愛媛編③。松山編。萬翠荘庭園、翠水園、浄信寺庭園、長建寺庭園、庚申庵史跡庭園

秋の庭園巡り、愛媛編その3。この日の昼間、新居浜伊予西条編は以下。
romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jp松山へ来たのは2015年6月以来、2年半ぶり。ジュビロJ2時代の愛媛アウェー以来です。この時やその前年の愛媛アウェーの時にも松山の庭園を巡りましたが今回はそういった所を再訪。大洲を再訪しようか迷ってたけどもうそこまで行く時間はなさそうだったので、まだ狭い範囲で色々行ける松山を。
romitou.hateblo.jpちなみに愛媛の庭園を巡るにあたっては、愛媛県造園緑化事業協同組合の「愛媛の古庭園」というページがめちゃくちゃ参考になります。

愛媛の古庭園(中予)
http://www.ehime-zoen.com/062_2.htm

萬翠荘庭園




大正時代に建てられた迎賓施設である洋館で国の重要文化財昭和天皇などの皇族が滞在したり、敷地内に夏目漱石が暮らしたことも。松山のド街中にある施設でその存在は知っていたけど、ちゃんと見学するのは初めてでした。萬翠荘の前には洋風の庭園が広がる。
そして昼間の南岳山光明寺に続き、安藤忠雄建築「坂の雲の上ミュージアム」。

翠水園



萬翠荘を訪れようと思ったのはこの庭園を観たいと思ったから。松山地方裁判所の中庭となっている池泉鑑賞式庭園「翠水園」。元は江戸時代前期に松山藩の重臣が造ったもので、昭和年代に現在の姿に復元。
萬翠荘の敷地の一部」――という情報を見て、萬翠荘行けば見えるのかなーと思いきや、萬翠荘に向かう坂道の下にその庭園が見えて(冒頭の写真)。ダメ元で地方裁判所の受付で聞いたら、警備員監視の元で見学させてもらえました。基本的に旅行者の多い松山市、公開されたら結構訪れる人沢山居る気がする!

浄信寺庭園





レンタサイクルで道後温泉方面へ。今回温泉自体に浸かることはできなかったけど、人で賑わう道後温泉のあの雰囲気はやっぱ好きだな〜。道後温泉街の中心部からは少し北へ外れたところにある「浄信寺」。このお寺の存在は今回初めて知りました。奈良時代に創建され、江戸時代には松山藩主となった松平氏によりこの地に移転。県の史跡でもある松平氏の霊廟もある由緒ある寺院。
その庭園は、東京のホテルニューオータニも手掛けた岩城亘太郎によるもの。上に書いた「愛媛の古庭園」では「岩城氏」としか無かったので住職さんに聞いたら、岩城亘太郎さんで合っていた。普段公開されている庭園ではないので「この庭園のこと、どこで知ったんですか?見学される方、久々です」といったようなことをおっしゃられていた。なので事前に電話問合せが無難。

人の多い道後温泉がすぐの場所なのに、イノシシが出没するのか…!野崎島がイノシシで徐々に荒れていることを聞いてから、なんかイノシシ問題考えさせられる。自分ができること…たとえばイノシシ肉・ジビエを多く消費すれば、イノシシ狩りに貢献できたりしないものかな…。

長建寺庭園


浄信寺から自転車で西へ(松山は毎回レンタサイクルをしているので中心部の位置関係はなんとなく覚えた)。松山城の真北にある寺町にある長建寺には江戸末期に造られたとされる池泉鑑賞式庭園が残ります。2014年にアウェーで来た時以来、3年半ぶりの訪問で写真を撮り直す。
oniwa.garden

庚申庵史跡庭園




長建寺から南西のJR松山駅方面へ。庚申庵史跡庭園は2年半ぶり再訪。江戸時代に俳人・栗田樗堂によって造られた草庵で現在は市民の茶室などとして利用されています。愛媛県指定史跡。
oniwa.gardenこれで開園時間的にタイムアップ。松山城二之丸庭園の再訪はまた次回…自転車を返して松山の街中を少しだけ歩く。泊まれば温泉もご飯も行きたいところ色々ある好きな街ですが、今回の旅は庭園を巡るために先へ先へ…。ふと思ったことなんだけど、四国・九州をはじめ、西日本の県庁所在地…の中心街(=大体、元々の藩の中心やお城のあった場所)って基本的に海から近いところが多い。その中で松山は比較的海から遠い(市内である三津浜まで行けば港があるけれど)。あとは熊本、山口とかかな…山口は江戸の城下町である萩は海沿い。特にオチはなく「そういえば少数派の街だよな〜」と思ったというだけです。


愛媛県庭園巡りは宇和島編へ続きます。
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