ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

高知旅行①。土佐三名園を巡る。竹林寺庭園、青源寺庭園、乗台寺庭園〜高知城や高知の町並み、佐川の町並みなど

1月の3連休で18きっぷで高知まで行ってきました。2017年行きたいと思っていた中で、1月に行ってもそれ程寒くなさそうな場所・そして少なくとも3日休みが無いと行けないと思っていた場所。高知県へ行くのは2014年に砂浜美術館のTシャツアート展へ行って以来(あの時はアウェー愛媛戦合わせ)。その時は高知市内は寄らなかったので市内を行動したのは初めて来た時以来5年ぶり。その時もレンタサイクルで1時間走っただけなので、色々歩いたのは今回が実質初めて。目的は勿論庭園巡りです。

竹林寺庭園



高知市内にある五台山竹林寺庭園。今回の高知の最大の目的はここ。高知県で唯一の国指定名勝庭園。夢窓疎石による作庭と伝わり、お寺は四国八十八箇所霊場の第31番札所でもあります。高知駅からは約5km…と、天気が良ければレンタサイクルで行こうと思っていたんだけれど(この日は生憎の雨で、結局1時間に1〜2本の観光路線バスを使いました)、バスも一気に急坂を登った山の中腹にあったので、自転車じゃなくバスにせざるを得なかったのは怪我の功名かも…。




竹林寺の向かいにあるのが高知県立牧野植物園。この間見た練馬の「牧野記念庭園」の牧野富太郎博士は高知県出身で、その業績を讃え作られた植物園…とのこと。今回は時間の都合でスルーしたけど、中には庭園もあったようだし内藤廣さん建築もあったみたい…ここもまた次回に!あと乗った路線バスはそのまま乗り続ければ桂浜まで行けるのですが、そこも今回はスルー。

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青源寺庭園





ここから佐川という高知から特急で25分、鈍行で50分程度掛かる町の庭園(実際は拝観時間を色々シミュレーションした結果、朝8時に佐川町からスタート)。青源寺は山内一豊の家臣・深尾氏の菩提寺で、庭園は江戸時代初期に作られたとのこと。高知県指定名勝。竹林寺と合わせて土佐三名園の一つ。
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乗台寺庭園 ひさご園





こちらも佐川町にある高知県指定名勝で土佐三名園の一つ。佐川は2箇所とも前日に拝観予約を入れてたんだけど、青源寺は快く早い時間からの拝観を受け入れていただいたし、乗台寺もご住職にとても親切に案内していただいた。お寺の方が言うには「今は樹木が枯れて見頃が過ぎた…」とはいえ、やはり温暖な地域だからか、この季節にしては両方とも緑がきれい。旅先を土佐三名園にしたのは正解だった。また別の季節にも見に来たい!以下は庭園以外のこと。
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佐川の古い町並み





佐川町はかつては山内一豊の家臣・深尾氏による城下町。今は城下町らしさはあまり無いけど、酒造の町として大きな酒蔵や町並みが残っている。また牧野富太郎博士の出身地が佐川で「牧野富太郎ふるさと館」というのも。庭園のことがなかったら絶対来ることがなかった町だけど、来たら色んな発見があるもので。

旧青山文庫

旧浜口家住宅

酒造の建ち並ぶ町並み以外にも、登録有形文化財の古い町家や近代建築「旧青山文庫」がある。なお現・青山文庫には江戸時代中期頃の武家屋敷庭園がある…と町のパンフレットで知ったんだけど、残念ながら改築工事中。知ったからにはまた来たいぞ…!

以下は佐川のそれ以外の町並み。





高知城


山内一豊によって築かれた現存十二天守の一つ・高知城。その向かいに建設中の現代感たっぷりの建築が高知県立歴史博物館。外観はもう完成しているけどオープンは春とのこと。

はりまや橋高知市内の町並み






高知市は人口規模で言えば決して大きくはないんだけど、他の大きな街から距離がある分なのか繁華街は結構賑わっていた。浜松の町中なんかより数倍人がいる(笑)同じ四国でも高松以上松山未満という感じ…?夜歩いた時も飲み屋街もかなり賑わっていたし屋台もかなり出て賑わっていて、良いカルチャーだなーと思った!行動した日の昼間が終始雨でレンタサイクル出来なかったのが残念…。ほんと街の中心部だけで、藁工ミュージアムや玉水町へ行けなかったのでまた次回に。

得月楼

はりまや橋の近くにある料亭。ここは登録有形文化財指定も受けていて、古いお庭もあるみたい。食事すれば見られるとのことだったので、次回来る時には見たいな〜。

今回の高知。町やバスやお寺、色んな場所で土佐弁にもふれた。知らない町の言葉、知らない町の盛り上がりを見ているとーー地域の共通言語の一つとして「この町にもJリーグクラブが出来たらな」って思う。そういえば残念ながら高知ユナイテッド的なものは見掛けなかった…(駅標に併記されているロゴはファイティンドッグス)。形式的に「1都道府県に1Jリーグのクラブ」と言うんではなく、言ったら別にサッカーじゃなくても良い(Bリーグでもいい。言い換えれば、その役回りをBリーグに取られそうな危機感)。その地域の人たちが「自分たちのもの」として共通の話題として語り得るもの。高知・土佐はきっと郷土愛が強いはず。そんなこの町に、アウェーの試合を観に旅行に来れたらきっと楽しいと思うんだ。

高知旅行後半・ごめんなはり線の旅へ続きます。

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