ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭へ行ってきた③。高萩〜北茨城エリア編と岡倉天心旧宅・庭園及び大五浦・小五浦(六角堂)

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭へ行ってきました。高萩〜北茨城編です。

高萩エリア

B-05 イリヤ&エミリア・カバコフ「落ちてきた空」

高萩は海岸地域の作品のみ鑑賞。イリヤ&エミリア・カバコフ「落ちてきた空」は今回のキービジュアルにもなっていた作品。高萩駅から徒歩15〜20分ほど。…翌週の大きな地震震源地からも近かった茨城県北の海岸、津波大丈夫だったでしょうか…。

B-06 ニティパク・サムセン「テトラパッド」

テトラパッド登って〜♪

B-07 スッシリー・プイオック「ソウル・シェルター」

高戸小浜は上記2作品からは更に徒歩10分ちょい離れているけど、こちらはこちらで景勝地

高萩それ以外


駅前の商店街の写真とか撮ってたつもりが撮ってなかった。高萩の海岸にはメガソーラー施設も作られていた。もともとは何があった場所なんだろう――元々何も無かった場所なのかな…。

北茨城エリア

チームラボ『小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり』@ 茨城県天心記念五浦美術館



茨城県天心記念五浦美術館の最寄駅・大津駅福島県との境になる駅。以前この時に駅の外に出たことがあるけど(レンガ建築が気になって)、また来るとは思わなかった。駅から美術館〜六角堂のあるエリアまでは2.5〜3km程。コミュニティバスも決して本数が多くないので、行きはタクシー、帰りは歩きを選択。チームラボの作品は最近東京では混んでるので今回はそこそこの人入りで観られて楽しかった。




チェ・ジョンファ「Love Me」

KENPOKU ARTの作品リストの中にはないけど、秋の六本木アートナイトが終わった後にこちらに移動してきたらしいです。

岡倉天心旧宅・庭園及び大五浦・小五浦(六角堂)





今回の芸術祭の会場の一つでもあった「六角堂」は「岡倉天心旧宅・庭園及び大五浦・小五浦」という名で国登録記念物(名勝地関係)。岡倉天心は明治時代に日本の美術・芸術を発展させた人(←ざっくり…詳しくはWikiで)。現在は茨城大学の美術文化研究所になっています。足を運ぶ良いきっかけになりました。折角なので更に奥のビューポイントまで!(徒歩10分程度)
oniwa.garden
六角堂の近くに建設中だった建物がおしゃれだった。

KENPOKU ART 2016まとめ。

作品巡りはここまで。一番最初にも書いた通り駅から徒歩とレンタサイクルで周れる範囲のみで、スタンプで言うと1/3程度。常陸大宮・大子には行かなかったしコンプリートには程遠いけど個人的にはお目当ての庭園も巡れたし大満足でした。始まる前このイベントについて調べた時は、水戸起点になる山側と日立まで移動しなければいけない海側とで離れすぎていて巡りづらいなあと正直思っていた。中心地が分かりづらいと思ったし、チームラボの展示が中核施設となるのなら県の隅過ぎる。…そういった意味で、KENPOKU ARTを中心に考えるのではなく「庭園巡り」を主にしてルートを組んだのが自分的には合った。

で、巡りながら感じていたこと。今回のKENPOKU ARTは目標人数(30万人)は早々とクリアし、最終的には75万人の来場者になったとのこと。これがパスポートの実売数なのか会場への累計来場者数かによって評価は分かれると思うけど、本人たちが大成功と言っているのなら大成功だったんだと思う。で、巡っていて感じたのは本当に『地元の人たちがスタンプラリー感覚で楽しんでいた』。地元の年配の方が「あと○○に行けてないから、明日行きたい」という話をし合ったり、「どこがよかった?」という情報を交換し合ったり。県外から人を呼び込む、観光としての芸術祭やフェス――という狙いも大事だけど、「地元の人々が楽しむコンテンツとしての芸術祭・フェス」という方が大切なのかも――って思った。

今回のKENPOKU ARTを成功に導いた地元の人々の中の根底にあったものはこれか――ということを、KENPOKUついでに寄った水戸芸術館で感じたので、KENPOKUついでの水戸編・いわき編へ続きます。

romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jp