ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

磐田-清水

えこぱまず静岡ダービー。家を原付で出て、愛野駅に到着したのが14時50分過ぎ(エコパには駐輪場が無く、こうして最寄りの駅に止めることになっている)。愛野駅からエコパまで大体徒歩20分ぐらいだから(各オフィシャルサイト等では徒歩約10分となってますが、看板に1.6kmとあるので、80mを1分の計算だと20分、それで行きは昇り坂だから実際それぐらいは掛かります)、もう遅刻は確定だなぁ…と思いながら、走る。本当はタクシー乗りたかったけど行列が無くて相乗り出来なさそうだったんで仕方なく走る。明日筋肉痛にならなければいいな…。BSでの中継がある為か、試合開始が実際は15時03分ぐらいになり、2分ぐらい遅れただけで済みました。で、最初はバックスタンドの2階席で見る予定だったのですが、今年から自由席になったのもあってか超満員で…。フリーゾーンの年チケを買った人はバックスタンド1階の隅の方に設けられたゾーン指定の席に入れるチケットなので(それで自由席に入ろうとすることが本当はもったいない)、そっちの方が空いてたのでそっちで観戦。やっぱエコパ1階だと傾斜緩くて見にくいな…。

メンバーは大体戦前の予想と同じような感じ。ただカレンはやはりU-20での疲れを考慮されてかベンチスタート。そんなにどちらかが一方的に押し込むようなこともなく、一進一退…と言うにも、なんか結構緩いゲームで。まぁ、磐田のぐだぐだっぷりはもう今年ずっと見ているし、かと言って清水も結構引くサッカーだから…ゆったり流れた感じのゲーム。でも清水の方が面白いサッカーをしていたかな…チョジェジンの怪我で代わってスタメンの北嶋も、得点力はともかく1トップでかなり身体を張って、サイドに流れてボールを受けて中盤の押し上げをだいぶ助けていたし、中盤に上手くボールを叩いたり、かなりゲームを作っていた。両サイドはやはり早いし、前半は目の前が清水の右サイド、太田。応援してる選手だから、気分はちょっと清水寄りで見てました(笑)

清水は、前の両サイドに加えて、市川もタイミングよく上がって来ていたし(山西は西に対してケアを意識してた分あまり攻撃には絡まなかったかな)、伊東テルも(僕が見た中では)こんな良く見えたのは久々ぐらい、ボールに絡んでは上手く動いていたような…。4-2-3-1みたいなイメージだったんですけど、何かで見た通り4-1-4-1に近い形で両サイドはFW登録でもおかしくない攻撃の絡みっぷり。対する磐田は…段々見慣れてきたのか特に何も思わなかったんですけど…まぁ、相変わらず。2週間で…よくなった気はしますが、結局それ以上に他のチームが積み上げてきてるかなって感じですね。清水は積極的に前へ前へ、良い感じのサイドチェンジを使えるようになってきているのに、清水のひどかった頃へ段々磐田は足を踏み入れている感じですかね…。そうそう、前半まだ先制点が入る前ぐらいに、ジュビロゴール近くのライン沿いで茶野か村井が相手の太田に当ててスローインに逃げたシーンがあって。そこで太田が悔しかったのか手ぶりで「スローイン出させないようにもっと前からプレスしよう」と言うようなアクションをしていて、「おお、良いなぁ」と思いました。ボールへの絡みと言い、突破と言い、ユキヒコ怪我してポジションを奪い返してからの太田は更に積極性を身につけた気がします。ただクロスの精度はもうちょっと…(笑)中が大抵キタジ一人だからターゲットが難しいのは仕方ないと思うけどね…。

先制点は清水。清水は両サイドがチャンスを作っても、大抵両サイドともサイドに張り付いたままなので、崩し切るまではいかない感じ、中を固めればどうにかなってる感じだったんですが、チェテウクが今日初めて?右サイドに流れ、そこから持ち前のスピードで中へ切り込むドリブルを見せ、そこでたまらず磐田DFはファール(清水はこういうプレーをもっと増やせていけるといいと思います。結局この後もあまりこういうプレーは少なかったし)。ゴール前絶好の位置でのFKを、「え、森岡が蹴るのか?」と思ってたら本当に森岡が蹴り、しかも綺麗な弧を描きゴールイン。こうして清水が先制。お見事。前半はこのまま1-0で終了。

後半はメンバー入替え無し。後半も同じような展開で試合が進み、「前掛かりになったところを清水に突かれて2-0かなぁ」なんて考えてたんですが(笑)、前半15分頃に北嶋が怪我で退場(沢登に交代し、沢登が左サイドに入り、チェテウクが1トップへ)。これ以降、清水は全く前線にボールをおさめることが出来ず、DFラインも押し上げられなくなり、一方的な磐田ペースへ。左サイドがチェテウクじゃなくなり左サイドからチャンスが作れなくなったのも大きいと思います。なんで(北嶋とは全然タイプ違うけど)本職FWの久保山を入れなかったんだろう?ベンチ入りしていたのに。その後、チェテウクに替え平松を投入も、効果無し(もう1-0で逃げ切るしかないと言う采配だと思った)。磐田もグラウに替えて川口を投入。川口がトップに入るのかと思ったら、西をトップに上げ川口は右サイド。その後、カレンを名波に替えて投入し、今度はカレンがトップ、西はトップ下に下がる。西は短い時間帯で3つのポジションたらい回しだし、カレンも…それならカレンを最初からトップに入れればよかったじゃんみたいなね(笑)この後、西→成岡と言う交代があって、今日も西は良かったんですが、この扱いなんだろうなと少し思った。トップ下もこんな短い時間でコロコロコロと替えて…この人の采配は相変わらずちょっと…5人や7人交代出来る親善試合ボケしてると言うか(笑)

まぁ、投入された後に同点に追い付きましたし、成岡もフリーになってPAでフリーをボール受けてチャンスを演出とか、良い動きはしてましたし、カレンもゴールを決めて結果を出しましたが(でも本人も言ってる通り、あれは8割菊地のゴール(笑)それぐらいこの時の菊地の攻め上がりの判断と積極性は素晴らしかった。ゴール決まった後も、菊地がゴールしたかのように、サポーターの前で喜んでたし(笑))、なんだろうなあ。スターティングメンバーの選択の部分から含めて、(今日の試合に関しては、もうそこまでの強さは磐田にはないと思いますが、)良い監督だったら先制して後半1点追加して2-0で余力を残しつつ危な気無く逃げ切れるような試合でも、山本さんの場合は、まず相手に先制されて、後半メンバー交代したところで追い付いて、試合ギリギリに逆転し、劇的な勝利。あたかも自分の采配で流れを呼び込んだかのような…そんな風に見てもらえる、そんな采配をしている感じ。勿論狙ってやってるわけじゃなくて、そうなってしまうぐらいの采配しか出来ない監督ってことなんですけど(笑)「80点も取れた」「80点しか取れなかった」では印象も全く違うものですが、「この人は良い、この人はすごい」と思わせる話術をこの人は持っている気がする…。

しかしこんな早くからこんな批判的では…と思う部分はありますが(笑)、「見に行かない」とは言わないし、何を言おうとも暫くこの人と心中の気持ちでいないといけないと思います。それに元は生え抜きの監督なわけだし、結果が出なくてもそれで成長してくれるんならいいですし。ただ、過去最大の強化費を注ぎ込んでもらいながら真っ先に敗退して暗に協会批判にも取れるようなことを言った人だからなぁ…。今回はそうならないで欲しいなと思います。選手には優しいんですよね。ただ遠慮しがちと言うか、強く出ないと言うか。「名選手、名監督にあらず」とはよく言われますが、それが「名コーチ」も当てはまるのかもしれません。名コーチ、名監督にあらず。勿論経験の差はあっても、いきなり結果出す人も沢山居るわけじゃない。プロの世界までなってしまえばやっぱ天性の何か(努力、研究もその人の才能に含めるとして)で左右されてしまうのかもしれない…のかな?なんて。岡ちゃんもクラブでの初年度は札幌のJ2で優勝候補で5位ですから、山本監督の真価が問われるのは来年。ただ磐田と言う実績のあるクラブ(とそのファン)が、どこまでのことに耐えられるかですね…。

あ、試合に話を戻すと。1-1のまま試合は終了。ま、負けなくてよかったんじゃないかな?清水は北嶋が全治2ヶ月ぐらいだそうで…。チョもまだ復帰は先だし、厳しくなりそうですね(今回も北嶋のことさえなければ勝てる試合だったと思いますよ、清水は)。磐田に関しては、今日は結構清水寄りに見てしまった部分はありますが(笑)どんなに内容が悪くとも、6日、10日の試合は「勝て!!!」と言う思い入れを持って見れる相手になりますので。テンションを上げていきたいと思います(笑)そう言えば今回もタオルマフラー忘れた。明後日は忘れないように…。そうだ、あとこの試合の主審は昨年の最優秀主審の吉田さん。結構久しぶりに見て、今年はなんか評判がイマイチだったみたいなんですが、今日の試合に関しては…上の方に書いたような緩いゲームでしたので、問題なく裁けたかなって感じで。今節も色々と審判問題が沸き上がってますので、良い審判は良い審判のままであってほしいなぁ…と願う。