ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

天皇杯決勝 浦和-G大阪

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。年越しはそばとしてインスタントラーメンを食べた。適当な時間に起床して、準備を進めたのち、部屋を出て駅へ。普段と比べて静かな住宅街で、今年最初にすれ違った人(おじいさん)には目が合うと思わずお辞儀してしまったりしつつも、井の頭公園に入ると、(好天もあってか)いつもの…平日と同じぐらいの人出であった。一部の売店も開いているし、池にはボートも何台か出ているし、公園入り口のカフェ2軒はいつものようにそこそこ人が入っている。ついでに言えばチチカカ辺りも開いている。昨年はバタバタしていたせいか寒かったせいかどうだったか殆ど覚えていないんだけれど…(今見直したら結構同じこと書いてるね)、今年はこの土地と普段と変わらないような光景から1年がスタートした気分になって、何となく良い気分で駅へと足を進めた。

さて、本日は元旦・国立。天皇杯決勝、浦和レッドダイヤモンズ-ガンバ大阪国立霞ヶ丘競技場天皇杯決勝へ足を運ぶようになって今年が6年目。僕にとって、元旦という日はやはり黒で塗りつぶされた日、なのだと思うし、あの年齢の時にそうなってしまった以上強く残り続けるものなのだって思い出して感じる。そんな日を少しでもカラフルに彩って消して行きたくて、この場所へ足を運ぶ。橙色、桜色、えんじ色、紫色、桜色、水色、緑色、水色、赤色、橙色。今年は赤色、青色。これからも少しでも、めでたくていい日に変えていければいい。

そんなことを思いつつ、吉祥寺から中央線で新宿へ向かっていると、携帯のメールを(ちょっと遅れて気付いたんだけれど)見ると、サイトが落ちたとな。なぬ。僕担当のサイトではないにせよ、元旦この時間に対応にすぐ移れる人が居るかって考えると、今国立へ向かっている僕が国立へ行かず会社へ行くのが一番早いよなきっと…。というわけで、「出社して状況確認します」メールを流して出社。

試合開始には間に合わなくなるのは分かっていたけれど、こればかりは仕方無いだろうというのと(こんな会社の近くに来て確認しに行かないなんて、それの方がおかしい。入場する前で良かったよね)、試合開始には全然間に合う時間だったけれど朝から女子の選手権で早々と開場していて浦和が絡んでいる今日は今から急いだところで席確保どうかなって部分もあったから。割り切ったというか切替えたというか。でもそんな時間掛かるとも思ってなかったから。

今年最初に新年の挨拶をしたのはいつものビルの管理人さん。「サッカー行くつもりでこっち来てたんですけどね(笑)」なんて言いながら。会社のテレビをつけて、遠いから音量だけ大きくして。対象のサイトのこと以外にも気になるところが幾つかあったりしたんで、色々対処していたら結構思ったよりは時間が掛かってしまった。最初はせめて後半は全て見たいと思ってたんだけれど…さすがに連絡がなかなか来ないのには焦った。何はともあれ対処出来たのでよかったけど…。

報告のメールだけ送って、自転車でダッシュで国立へ。窓から見えるのに遠かったスタジアムにようやく!試合をスタで見れたのは多分残り15〜20分ぐらいだと思う。テレビで、小野が足を痛めたとか長谷部が入ったとかその辺までは聴いていたけれど、多分小野に代えて岡野が入っていたのかな?青山門から入って、バックスタンドアウェー側上段の方から、アウェー側ゴール裏(ただ区分としては今日はホーム側ということになっていたんだろうけれど)の最上段の通路へ。もうこの時間から席を探すのは流石におこがましいと思ったから。

んー。試合を見るのに遅刻の多かった昨年でもこれだけしか見れなかった試合は無かったと思うので、試合の感想もクソもないんだけれど。レッズを見るのはこの間の準々決勝以来、ガンバを見るのはFC東京戦以来かな。このカードを国立で見る、というのは06年度シーズンの開幕戦となったゼロックス杯も見たっけ。

んー、テレビで音声聞いたり、時々映像を見ていた印象では、丁度見ていた時だけなんだろうけれど、なんかガンバは攻めているんだけれどなかなか決め切れないからかプレーが雑になってるなって印象。僕が見始めてからもシュートはおそらくガンバの方が打ってるんだろうけれど、何か仕掛けに思い切りも無くなってきているし、繋ぎやボールの無いところの動きも雑。播戸のどフリーのシュートぐらいかな、惜しかったのは。本当はああいうの決めなきゃいけないんだろうけれどね。都築のファインセーブでもあるにせよ、でも思いっきり真正面だったし。

「これは延長か」ときっとスタジアムの多くの人が思ったであろう後半42分に、右サイドをフリーで抜け出した岡野のグラウンダーのクロスに、永井がギリギリ足で合わせ、GKの松代が弾くもゴールへ流れ込み、土壇場で先制。ここから手を打ってももう遅いのは分かっているからかガンバ西野監督は手を打たなかったが、ガンバの11人にここから集中力を取り戻し1点をもぎ取る力は無かった。

最後、主審の西村さんの演出で(笑)、遠藤のFKがあったけれど、あってもなくても変わらない、そんな感覚だったんじゃないだろうか。1-0で試合終了、浦和レッズ天皇杯二連覇。ネネ、内舘、細貝の3バック。この試合まで主力に怪我人続出。都築や平川、途中まで怪我で控えに甘んじていた小野は十分レギュラークラスの選手だと言っても、3バックのメンツはさあ(笑)

全体としてみれば、やはり今日の浦和こそ1.5軍のメンバーだったのだろうし、それを力の通り攻め立てながら1点を取れず流れを掴み損ね、交代カードを使わないまま敗退したガンバ(西野)が勝負弱いのか、これだけ攻められながら1点をもぎ取り勝利を掴んだ浦和が勝負強いのか。やっぱ浦和が勝負強いのだと思うけれど、西野監督の試合後の会見の「いずれ1点は入るものだと思っていた。」を見て、逆に「ガンバなんだから、1点は取られるよな。」って思った。その1点が、浦和が先だったと…。しかし、都築はともかく永井はこれでも来年もワシントンの控えだよねー。勿体無いよなー。まぁ永井が浦和を出る方が想像出来ないけどね。田中達也が移籍するって方が割とイメージ出来る気がする。

表彰式もウイニング・ラン辺りまで見ました。うーん、結局一番レッズを苦しめたのってうちだったのか?リードしたのうちだけでしょ?十分優勝出来たのかもなあ。と少し思いつつ(笑)、昨年はなんかあんまり表彰式見た記憶が無いんだけれど(やっぱり寒かったからか)、今年はちゃんと見ていて、やはり国立のあの場所であのカップを掲げるシーンはいつ見てもいいものだなと思った。

見事二冠を達成しチームを去るギド・ブッフバルト監督は天皇杯を掲げ、この試合を最後に海外へ移籍するガンバの宮本はシジクレイらに肩車されてファンから本当に多くのプレゼントを受取っていて。その裏では浦和のエンゲルスコーチとガンバの遠藤が固く握手をして会話をしたりしていて。そういや、エンゲルスがこの大会強いのかな(この10年で4度目?フリューゲルスとサンガの監督としても優勝)。なんにしても、今年も元旦この場所に居られてよかった。

いやーでも、元旦からいきなりこんな日になってね(笑)元旦から会社出るなんて初めてだし、「今年は一体どんな年になるんだ」って少し思ったけれど(笑)試合の後は、毎年試合の後に歩く道を、今年は自転車でとりあえず走ったりしてみたんだけれど、途中国立のすぐ近くの神社でお祈りしたり、その後会社近くの神社でもお祈りしたよ。思わず。そしてやっぱり今年は僕は大厄だそうですよ。あと、早速「今までしなかったこと」として…上の2つのお祈り自体もそうなんだけれど…行こうなんて1mmも思ったことのなかった明治神宮にも足を運んでみた。

やはり人出が多いからか、表参道〜原宿は他の街と比べるとお店も殆ど開いているように見えたし、人が多い(普段と変わらない)なーと。明治神宮だけれど、この微妙な時間なら多少空いていたりしないか?と思って足を運んでみたのだけれど、人の流れが止まったところで待ち時間を聞いてみたら「うーん、1時間ぐらいですかね」なんて言われたので、あっさり断念。ここまで来てまだ1時間もあるのか、さすがというかすごいな…。お土産だけ買って出た。大体参拝路に大型ビジョンがあるのとかっておかしい光景じゃないんだろうか(笑)

会社に自転車だけ置きに戻って、渋谷まで歩いて19時09分の湘南新宿ライン快速で渋谷を出る。今回は18きっぷ。当初は17時00分の特別快速が良いかなって思っていたんだけれど、ダイヤ改正でこの列車は熱海からは浜松行きじゃなくて静岡止まりになってしまったらしい。まー今日の行動考えると、どうせ17時の電車なんて乗らなかっただろうけど。茅ヶ崎で沼津行きに、沼津で静岡行きに、静岡でホームライナーに乗換えて浜松着が23時半。沼津行きの電車までで変な体勢で眠り込んでしまって疲れた。というか、こっちは寒いなあ…。

明日は浜松で友人と会ったりして、4日にはまた18きっぷで帰るんだけれど、3日は今のところ予定が無いなと先日思った段階で「せっかくだからこのタイミングで『行ってないねえ』なんつってた名古屋へ行こうかな」と思った。だから18きっぷを買ったのもあるんだけれど(浜松との往復ならば、渋谷-浜松のバスを是非使ってみたかったから)、昨年と違って今年は体調崩さなければいいなと思う。今年は(今年も?)いいことあればいいね。と思う。そんな感じです。