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北海道旅行⑤。札幌国際芸術祭2017を巡る。【街中エリア】〜SIAFまとめ。『芸術祭ってなんだ?』

札幌国際芸術祭2017巡り・街中エリア編

北海道旅行その4。札幌国際芸術祭2017巡り・ここまでは↓。
romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jp街中は初日の夜と2日目の夕方以降に巡った。2日目にはレンタサイクルを利用(「ポロクル」が21時まで利用できる)。札幌〜すすきの間の移動や、札幌市資料館やHUGも大通エリアとはいえ地味に距離があるので結果的には自転車はとても便利だった。資料館まで行ければ円山公園や北大も行けそう。

【札幌駅エリア】

大風呂敷プロジェクト(札幌駅〜チ・カ・ホ)



《札幌デザイン開拓使 サッポロ発のグラフィックデザイン~栗谷川健一から初音ミクまで~》@ JRタワーラニスホール





この展示は芸術祭の文脈とはあまり関係なかったかもしれない、けど逆にこれは芸術祭見ずにこれだけ見ても面白い展示だった。古地図から最新のデザインまで、北海道に関わる様々なグラフィックデザインを展示。最近、根室とか厚岸とかの歴史を読んでて(←根室行きたくて)、やはり和人とアイヌの関係性というのは北海道に於いては自然とあるテーマなんだと思う(?)んですけど。つい40年前のオリンピックのポスター案にこういったグラフィックデザインがあったのはすごく面白いなあと。

あと清志郎の姿が気になって見たポスター。こんなイベントあったんですねえ。初回エゾロックの3年前。清志郎、CHABO BAND、スライダーズ、エレカシシアターブルック、一番最後に名前のある若手枠的な存在が、ミッシェル・ガン・エレファント!豪華!

【すすきのエリア】

梅田哲也《わからないものたち》@ 金市館ビル




北専プラザ佐野ビル

札幌国際芸術祭2017で最も面白かった場所の一つがここかも。現役ソシアルビルの空きテナントを利用して展示が行われていた。芸術祭の文脈云々置いておいて――超楽しい!!「伊吹」の内装すごかったし(←写真アップNGとのことだった)、DOMMUNEの元イメクラ?の部屋もニヤニヤしてしまった。

端聡

場所が面白いだけでなく作品も良くって、端聡さんの作品は昨年のあいちトリエンナーレでも印象的だったシリーズですごく良かった。

DOMMUNE SAPPORO!



レトロスペース坂会館の別館

大漁居酒屋てっちゃんサテライト

この「居酒屋てっちゃん」行きたかったなあ…試合後急いでれば行けたなと後で知って後悔。

【大通エリア】

札幌市資料館





大正時代の建築で国の登録有形文化財。SIAFの拠点の一つとして様々な展示が。

CAI02

入場した直前ぐらいにクワクボリョウタさんの「札幌ループライン」が故障で止まってしまったと…。円山動物園の《LOST》も見たかったけど行けなかったし今回は縁が無かった…。両方絶対今回の中で個人的には上位に入ってくる作品だったろうし残念。

中崎透《シュプールを追いかけて》@ 500m美術館


さわひらき《うろ・うろ・うろ》@ HUG


そして最後に見た作品が北海道教育大学 アーツ&スポーツ文化複合施設「HUG」でのさわひらき《うろ・うろ・うろ》。CAI02での作品も見たけど、こちらの方が圧倒的に良かった…。通常1時間半の作品らしく、閉館間際の15分ぐらい丁度エンディングのみだったけど。音も良かったので映像に引き込まれる。

これが19時半。夜のみ公開で21時までの「りんご」をチャリで見に行こうかなーと思ってたけど、さわさんの作品がすごく良くってーー気力失せたので(笑)、ここで終了。通りがかったオクトーバーフェストでファンクなバンドのライブが楽しくって一気に持ってかれました。ああ楽しい旅もこれで終わり。

それ以外

街中で見掛けたこういった彫刻作品、誰の作品なんだろう。

『芸術祭ってなんだ?』

今回のキュレーター大友さんが投げかけていたテーマでもあり、この夏時々考えた話。なんだろう?

その場に行ってしまえば「楽しければなんでもいいよ、だってお祭りだもの」と思う。だからもし作品のクオリティが低かろうが文脈が無かろうが、楽しければいい。アーティストやメディアの人の方が当然フォロワー数多い人が多いから、芸術祭の評価って作品のクオリティや名前、文脈、などで下されたものが当然発言力大きく出回るんだけど――多くの集客がある芸術祭って「アートじゃない人」が8、9割を占めているのではと思っていて。なのでもっと「町巡りとしての芸術祭」で語る声が大きくて良いのになーと思う。別に作品のクオリティ低くても良いというつもりはないし、極論それは芸術祭である必要あるのか?という議論になるけど……まあ理由付けて「非日常を見たい」のだよね。それは海でも山でも都市でも。

地方で行われる芸術祭にとっての成功って何だろうなと。
①作品のクオリティや世界観なのか。
②ビジネス的な成功なのか。
③メディア的な露出なのか。
④全国から人が集まることなのか、
⑤地域の人達が集まることなのか。

瀬戸芸や越後妻有がもし「成功」例とするならば別に①はそこまで重要じゃない気がする。僕もアートな人間ではないけど、そんな人達でも島や山を巡る動機になる、非日常へ旅行する動機になったから人が集まった感じがする。旅行主体。すなわち場所や交通に関する情報が最重要。人が集まって②へ繋がる。

そして、今まで行った中で「盛り上がりに欠ける」と感じたイベントと、小規模ながら人の往来があったイベントの差は『⑤地域の人達が集まること』。瀬戸内や越後妻有を除いても、中之条も茨城も「地元の人がスタンプラリーを楽しんでる」所から、ライトに、アートにふれて少しずつ意味を感じたというか、「ワタシらにはよくわかんねぇもんでねぇ」と笑って言いながら東京から来る若者に説明してくれる、それを楽しんでくれているから、なんか盛り上がって行ったのかなあと。全部重要なんだけどそうそう全部を得ることなんてできない。せめて何を得るか、それが共有できているか。

結局『何を目的に開催をしているのか』それが見えて、そこに向かっているように感じられるか。町おこしや地元の盛り上げ、商業的な成功にブランディング――。札幌の場合は、別に芸術祭が無くても圧倒的に観光は盛り上がっているし困ってないと思うので、「対外的なブランディング」や地元の関心が比重にあるのかな…。芸術の森モエレ沼公園のような魅力的な場所があり、一方で維持に税金が掛かってる場所でもあり。何年かに一度それらを気にしてもらう・足を運んでもらうきっかけとしての芸術祭――別にそういうのはあって良いと思うんですよね。市民に向けた――市民に届いてるかは微妙だけど…。

その辺の「何を目指すか」を示すのがプロデューサーの役割で――んで、大友さんはディレクター。少なくとも僕は大友さんに集客優先のディレクションなんて期待しない(笑)でも絶対面白いことやってくれそう――その期待には十二分に応えてくれていたのが、SIAFだと思う!楽しかった!前回が坂本龍一さんで今回が大友さん。音楽寄りの流れなのは担当の趣味でしょうか。次回は蓮沼くんとかかなあ…札幌なんだしサカナクション・山口一郎さんにオファーしたら面白いのに!それこそRISING SUN辺りも巻き込んで、音楽の新しい見せ方の提案をそうした角度からしても面白くないですか。

今回はスカイマークの0時過ぎ発、2時に羽田着の便を初めて使ってみた(からの平和島温泉、悪くなかった)。フライトは遅いのに新千歳行きの終電が意外と早かったのだけ誤算。テナント全部閉まってたし…。探せば接続してるバスとかあったかも。上のぶれっぶれの写真はたぶん苫小牧あたり。北海道は札幌一極集中とはいえ、こうして眺めて見ると大きな街が幾つもあるなあと思う。旅の終わりはいつも日常に戻りたくないなーと思うけど(ほぼ毎月)、中でもやっぱ札幌は楽しい街過ぎて寂しい気持ちが強い。また来年も来たいなー。別にジュビロの試合でなくても久々の(来年20周年の)ライジングでも良いので!
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