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メッセージ・ソング?

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか。

Governors Ball Music Festival 2014@ニューヨークへ行ってきた~英語ができない僕による初めての海外旅行で海外フェスデビューガイド~

ニューヨークで行われた『Governors Ball Music Festival 2014』へ行ってきました。日本から行った人、他にも居たと思うのだけれど(会場では思いのほか見つけられなかったけど、帰りの飛行機にそれっぽい人が他にも居たから)、大都市で行われるとても良いフェスだったので、来年以降も日本から行こうと思う人が居るかもしれない。そんな人の参考になればと思い書いてみる。

またタイトルにした通り僕は英語もできないし海外フェスも初めてでした。行くことにした経緯などはこのエントリで書いているんですが、3年ぶりにライヴ復帰を果たすストロークスが見たくて…とかではなく、「海外旅行してみたいなー、なんか良いフェス無いかな?」ってところから行くことに決めたという流れ。なので海外フェスに行ってみたい、と思っている人の目にも留まって少しでも参考になればとも思います。(元々このフェスの日本語体験記が全然無くて不安だったから)

更に僕は一人で行ったので最初は海外旅行自体がとても不安で(事前にネットとかで他に同じフェス行く人探すべきだと思ったんだけど…)、英語話せないから会場でも最初は想像以上に 孤 独 感 半 端 な い 。と思っていたけど、NYのオーディエンスはとても気さくだし、フェスも運営が予想以上にしっかりしていた良いフェスで。チケット代も安い…つったってまあ旅費はすごい掛かってるんだけど(笑)でもニューヨークが大都市というのもあり、海外フェスデビューには100点満点のフェスだったのでは?と思った。海外でしか見られないアーティスト、海外でならお客さんが入るアーティストとかも居ると思うし、僕は「お金がかかる遊びを覚えちゃったなー」という感覚。今後他の海外フェスにも行ってみたいなーと!

Governors Ballはとても行きやすい、素晴らしいフェスだった

上でも書きましたがGovernors Ball(ガバナーズ・ボール)はとても運営がしっかりしているフェスだったという印象。海外フェスだから、(そもそもきめ細かい)日本のフェスと比べていい加減だったりするんじゃないかと思っていたけど、全然そんなことなくホスピタリティ面もしっかりしていた。

アクセスが抜群に良い

(※基本的にニューヨーク自体が初めてだったので、日本の土地の感覚でたとえていきます)
まず会場のランドールズ島公園(Randoll's Island)。都心から近そうだからサマソニ感覚かなあと思ってたんだけど、海浜幕張に行く感覚と比べても都心から全然近い。じゃあ若洲公園かというとあんなに駅から離れていない。グランドセントラル駅から地下鉄の急行で10分程の駅(125st)から徒歩20分(一応路線バスも出てるし本数も結構ありそうだったけど、勝手がわからないので毎日駅まで往復歩きました)。新宿や渋谷から神宮外苑のグラウンドに行っている程度の感覚。

会場最寄り駅となる地下鉄4・5・6の125st駅は黒人街(?)ハーレムがある駅。土地勘が無いと…「治安が良くない」イメージだけでものすっごい不安だったけど、終演近い時間はフェス客が皆こぞって歩いて駅に向かうからそれに紛れていれば基本的に問題ない(それでも初めてのことだから緊張したけど…)。更に言うと夜の地下鉄も不安だったんだけど、これも同じように皆地下鉄で帰るので、その人たちに紛れて着いて行けば何の問題もなかった。(でも会場へ渡る為の橋の付近には白タクもそれなりに出没していて、橋には警官も結構居て、決して日本並みに安全ということはないだろうけど)

環境がとても良く過ごしやすい

  • Governors Ball、全日ソールドアウトだったんだけれど、体感的には金曜が2万人、土日が2万5千人という感じだろうか。2日目になって初日と比じゃない程の人が集まってるなって感じだった。
  • 会場の公園はというと、殆ど芝生の張られている公園で、斜面とかもあってキャパ的にもつま恋のような雰囲気。メインステージのエリアがそれなりに奥行きがあるので、ROCK IN JAPANのGRASS STAGE~その後ろにDJ TENTがある~PARK STAGEとSOUND OF FORESTもそのすぐ近くにある、というようなイメージにも近い。
  • それで居てマンハッタンのビル群が眺められる(夜の景色は絶景)。↓の写真じゃ画像悪くて伝わらないと思うけど…良い景色なんですよ。

  • まとめると、アクセスは神宮外苑で、ロケーションはお台場海浜公園、環境はひたちなかのグラスエリアやつま恋のような感じ。芝生だからどこにでも座れる。要は、こんなフェスに最高の場所なかなか無くない?(ただ以前ゴルフ練習場だったのか、地面に沢山ゴルフボールが埋まってた(笑)だから芝生なんだと思うと納得。NYにステイしたことがある知人の事前情報では、更にその以前は芝生もなく砂埃がすごい場所だったとか。)
  • 「海外フェスってホスピタリティ面がイマイチそう」とか思ってたけど、全然そんなことない。トイレも意外ときれいだし全部洋式(そりゃそうか!でもその方が嬉しいよね?)。メーカーも当然こっちのものなんだと思う、初めて見た。全部男女兼用というのは日本では最近は珍しいけど、それでも日本より「長蛇の列だなー」みたいなことはそんなになかった気がする。
  • ベン&ジェリーズのアイスクリームの無料配布(さすがに長蛇の列)とか、飲料水が無料で補給できるとか(2日目に長蛇の列になったことで3日目はボトル保持者のみになったっぽかった。ボトルも水も売ってもいます)、マジでー!と思った。

  • ビールはミラーライト($8)、Redd's Apple Ale($9)、Fosters($13)。バドワイザーとかじゃないんだ!日本のフェスでアルコール買うよりは高い感覚だけど、これらは全部ロング缶で渡される。あとちなみに一回だけIDの提示を求められたけど、基本IDの提示は求められなかった。(あと、帰国してから会った海外旅行慣れしてる友人が「アメリカで外でお酒飲むのは犯罪らしいよ」という話をしていて、でもそれ他の誰かも言ってたなと思ったんだけど――このフェスでは普通に売ってたし飲めました。でも会場外に持って行って飲んでたらアウトなのかな…?)
  • ゴミは基本そこらじゅうに捨てられている。一応ゴミ箱もあってビン・缶・ペットボトルとそれ以外は分別されていて、ゴミ箱にちゃんと捨ててる人も居るけど、そうじゃない人も居る。まあこれは街自体がそうだからということなんだろうな。(だから常にゴミ拾いのスタッフが歩いていて回収してるから、不思議と「汚ねえ会場だなあ」という感じではなかった。)

アートにあふれている

  • ニューヨークはアートの街。ということもあると思うんだけど、会場のあちこちにはアート作品やオブジェ、いわゆる写真スポットとなり得るものが点在していた(上の写真は一部)。↑この目玉はフジロックにも居る子の仲間かな。
  • 会場に輪を掛けるように浮かぶ風船、初日は黄色で、2日目は白に変わってるなあと思ってたら、風船にLED豆電球?が取り付けられていて、夜ライトアップされてめっちゃきれい。こういう細かい演出がアートの街NYぽい!とか思って。
  • あとテントステージの屋根にもナチュラリーな装飾があって、無機質なイメージのあるテントステージでもそれだけでも印象が変わって面白いなーと思った。

取り逃さずにライヴを沢山見ることができる

  • このフェス、「そもそもメンツが良い」とは思っていたんだけど、1アーティストの持ち時間が長くて、短い若手でも45分。中堅以上(人気)アーティストが出てくる夕方以降は60分~75分、トリが90~100分程。4月に行ったアラバキがとにかく1バンドの演奏時間が短くて不満に思ってたから余計良いなーって思った。
  • しかもステージ間が近いからすぐ移動できて、前後半2~30分ずつライヴを見ることができる。だから(フルでは見られなくても)「あのバンドかぶっちゃって見られなかったよ~」みたいなことが起きないから、沢山のアーティストが見られてチケット代のお得感が余計に増す。本当に全アーティスト見ようと思えば見られるステージ間の距離と時間の長さ。
  • (ステージが近い=音がかぶる。となりそうなもんだけど、意外と全然気にならなかったのは4つのステージの配置が上手かったのか、スピーカーの性能が良いのか何なのか)

その他、日本のフェスと同じところ

  • 有名曲が終わったら人が移動するのは外国フェスも同じなんだなと思った(笑)ライヴが終わりそうになったら速攻移動するのも同じ。(殆どインターバル無く別のステージが始まるタイムテーブルによるものでもあるかもしれないけど)
  • NYに行くにあたって色々旅行ガイド見ている中で「リュックとか後ろから開けられて盗られるからやめた方がいい!」というのを沢山見たけど、結構リュックの人沢山いるんですけど!それ以外にも全然開けられそうなバッグとかも。まあ現地の人だからこそなんだろうな。(旅行者だとやっぱIDチェックの為にパスポートを持ち歩かざるを得ない部分もあるし)
  • James Blakeの時にステージ前方でシャボン玉が沢山飛んでた。日本だけじゃなくて海外でもあるんだなー。クラムボンか!(ジェイムス・ブレイクの音に似合わない(笑))

  • 最終日の最後には花火が上がってた。海外フェスでも花火上がるんだ!(2、3度上がってたんだけど、一発目は の最中の特効でそのまま花火が上がってたから、すっごい演出だなあ~と思った)
  • あ。あと撮影スポットは外国人でもちゃんと列を作って並びます。

その他、日本のフェスと違うところ

  • チケット買った時にも書いたんだけど、チケットはネットでバーコードが発行されるから「発送間に合うかな…」的な心配は無い(でもそのバーコードを印刷して入場時にスキャンされるから完全にペーパーレスというわけではない。でも別に印刷じゃなくてモバイルの画面提示でもOK)。一見「印刷し放題じゃん」と思えるけど、きっとあのスキャンで「この人は今日未入場(だから入場して良い)」「この人は入場済み(二重入場しようとしてる)」みたいなことを判別してるんだろうな。
  • だから普通のチケットにはリストバンドが無かった。これは日本のフェスの「記念になる」的な気持ちからすると物足りない(笑)し、最初は「あれ?え?リストバンドとかないの?」と戸惑った(けど周り見たらしてない人が多かったから、あ、無いんだと理解)。VIPとマンハッタンフェリー利用者向けのリストバンドはあり。
  • 入場時の手荷物検査は日本よりも厳格にやる。というか日本ではライヴやフェスでは最早そんなちゃんと手荷物検査すら実施されていないけど、まあアメリカではそういうわけにはいかないんだろうな。(だから手荷物もなるたけ少ない方が良いんだけど、観光ガイドとか英会話の本とか前述のパスポートとか(笑)ある程度色々持ち歩くしなあ)
  • NYの都心から近いから?殆どバンドTとかフェスTとか居ない。多分私服の人が多いんだろうなあ。おしゃれ。
  • (アメリカだからか)サカユニ自体がそんなに居なかった(逆にバスケユニや野球ユニは多い。多いといってもサカユニと同程度)。でもやっぱ海外フェスのサカユニを見るのはまた違った面白さがあった。一番多いのはW杯前ということもあってUSA代表ユニなんだけど、ブラジル代表を始めとした各国代表ユニ(あ、ギリシャ代表とコロンビア代表も一人ずつ見掛けた!)、クラブチームではやはりバルサマンUアーセナルが多いけど、見慣れないメジャーリーグサッカーのユニとかもそこそこ居た。日本絡みはさすがに居なかったけど、ヤンキースの田中ユニは一人居たよ(日本人ではなかったのと、その人フェスの前にMoMAでも見掛けてた(笑))。
  • 女子が基本的に露出度高すぎ。たとえば東洋人ぽい人は居るには居るんだけど(でも日系以上に韓国系、中国系が多い感じはした)、日本のフェスと違って露出度が高い子ばかりだから…なんか、それだけで多分日本から来た人じゃなくて現地の人なんじゃないかなと思えてくる(笑)男子もフジやサマソニってより…WOMBって感じ?
  • サングラス率高い。半分(かそれ以上)の人はしてる。でもこれはファッション目的よりも実用的な理由なんだと今回分かった(日の出ている時間が長いから眩しい…!)。
  • そういえば、日本のフェスでは最近子連れが多いけど、このフェスでは殆ど見掛けなかった。ゼロではないけど、日本の感覚と比べると「ほぼ居なかった」と言っていいぐらい。文化の違いなのかな(決して年齢層が若者ばかりだった、ということもないと思うけど)。逆に、小中学生ぐらいのグループを数組見掛けたのは(友達同士で来たのかなー?)、日本のフェスとはまた違うところかも。
  • 会場にATMが沢山あるのはアメリカならではなんだろうな。あとNY自体がそうだったけどクレジットカードはTシャツ1枚、ビール一杯からでも使える。(キャッシュオンリーのお店もあったけど)
  • 自由の女神があるのもアメリカならでは?

  • 高いVIPチケット(通常3日券は$25なんだけど、確かその倍ぐらい。)の特典は見る限り「専用入場レーン」「各ステージに専用観覧エリア」「そこには専用のバーやテーブル、椅子やテントがある」みたいな感じ。要は「あまり並ばなくても良い」ようになる、快適さをお金で買う。これも面白いシステムだなあと。(売り切れそうなフェスならではの仕組み)
  • ライヴの撮影は基本的に可能(ただしプロフェッショナルカメラの持ち込みは禁止)。日本みたく「黙認」みたいなグレーな感じではなく「可能」で、むしろ「ハッシュタグ付けて良い写真アップしてね!」的な企画まで会場内ビジョンで行われていた。日本のライヴは基本的に「撮影禁止」だからライヴ中に写真を撮ろうと僕は思わないんだけど(黙認されてるとはいえグレーなことは好きじゃない)、撮影OKなら撮るよな~と思って遠目だけど色々撮りました。(まあグレーなことはできないというのは立場的なものもあったし、そういう意味でも今回は「自由になれたフェス」だなあ~って思った)

以上がフェスそのものについての印象とか気づきとかで、その時点でこのボリュームなので(笑)もうとにかく色んなことが新鮮で楽しかった。以下は各日のライヴの感想です。

1日目

KURT VILE and the VIOLATORS→The 1975→Bastille(少し)→Washed Out→Julian Casablancas+The Voidz→Neko Case、La Roux(半分ずつ)→PhoenixTV on the Radio、Grimes(半分ずつ)→Outkast→Damon Albarn







1日目のニューヨーク観光記はこちら。それを終えて地下鉄6番の125stへ。バスで10分/徒歩で20分なのだけど、(地下鉄乗った後のバスへの乗換はタダで行けるらしいのだが)正直乗換え方がよくわからなかったので人の流れに沿って歩いてゆく。橋までは基本広い通りなのでまあ安全。コンビニとかもある。会場に着くと、上の方に書いた通りセキュリティチェック(BAG SEARCH)を経て入場。

各日ともライヴは大体12時~23時頃までやっているんだけど、この日は14時半頃に到着。残り2日は夕方頃に到着するような感じでした(せっかくだから観光沢山したかったし。その両方がかなう会場でほんと良かった)。まず会場の構成や雰囲気が知りたくてうろうろ。序盤見たKURT VILE、The 1975、Bastille、ウォッシュト・アウト、ジュリアン・カサブランカス辺りはそういうのを把握しながら見ていた、って感じ。ウォッシュト・アウトが良かったなあ~。やっぱこっちは盛り上がり方がまた違う!

Phoenix/フェニックス

一応この3日間の中で一番好きなPhoenix。見るのは1月の新木場コースト以来。セットリストはこちら。1月のコーストと大体同じ?あの時から“Run Run Run”“Countdown”が無くて、“If I Ever~”が中盤に来て、アンコール無しで“1901”からそのまま“Rome”以降って感じかな。前の方へ行きたいなあと思ってたんだけど、超パンパンだった(皆背が高いから場所選ばないとマジで見えない!)…アメリカでもこれだけの人気(昨年コーチェラのトリだもんね)、さすがグラミー賞バンドってことか。だからか『Wolfgang Amadeus Phoenix』の曲が人気あるんだなって感じがした。最後はやっぱりこういうことになってた↓。

Damon Albarn/デーモン・アルバーン

Phoenixの後、TV on the Radio、Grimesと見て、メインステージのトリOutkastも斜面に座りながら中盤ぐらいまで見た後、Honda Stageの大トリ、デーモン・アルバーンへ。1月にBlurの武道館は見たけど、そこまでBlur好きってわけじゃないので詳しくない。パンパンのアウトキャストの裏で、客入りは…そんなに良くなくて(笑)同じステージのThe 1975だったり、TV on the Radioとかの方が入ってたかな(あ、The 1975はUKのバンドだけどこっちでも人気あるなって感じがした!)。デーモンはFIELD OF HEAVENのトリみたいな感じだった…フジロックではデーモンがグリーンのトリ前、アウトキャストはWHITEのトリなんだけどねえ。デーモンはこの後にやった単独?では“Song2”をやったらしいけどこの日はやってない。アンコールでゲストを交えてのGolliraz“Clint Eastwood”は盛り上がった!

2日目

The Naked and Famous→The Strokes→Spoon、Sleigh Bells(半分ずつ)→Skrillex、Jack White(半分ずつ?)、NHL生中継を見る




2日目のニューヨーク観光記はこちら。MoMAグッゲンハイム美術館ジョン・レノンが銃撃された「ダコタ・アパート」…などを見てからフェスへ。本当はBroken Bells、Disclosureの時間から来たかったんだけど、間に合わず(Disclosureの終わりの方だけちょうど着く頃に外から見えたけど、超パンパンだった!)。着いて程無くしてストロークスを見にメインステージへ移動。(あ、あとサマソニでもお馴染みのサイレント・ディスコ、長蛇の列だった!)

The Strokesザ・ストロークス

ストロークスフジロックでトリやった時もサマソニでも見てなくて、実は見るの初めて!RO69に載ってたレポートがこちら。1st、2nd辺りしかちゃんと聴いてない僕でも大体の曲が分かるような曲目!別にストロークスに思い入れがある方じゃないのに、せっかくだから割と前の方へ行ったんですが、最初“Barely Legal”始まってすぐ下がってきた人が結構居て、「Fuckin' Mosh Pit!」って吐き捨ててた(ビジョンを見ていても、98年フジロックのミッシェルのように(笑)、ダイヴで運び出されている人も)。

やっぱ『Is This It?』の曲は格別で、“Take It or Leave It”でオーディエンスの興奮はより加速。セトリは上記記事の通り、90分もあるセットだったから大満足。最初はアンコールが無さそうな雰囲気で、人が捌け始めたところで――再度現れて大歓声(人が一気に戻ってきて)、そして“New York City Cops”!!これは興奮。その3時間後にはジャック・ホワイトが同じステージの最後で“Seven Nation Army”を鳴らしているんだから、(この日は見たアクトは少なかったけど、)最高の夜だよね。


Skrillex、Jack White…そしてNHLをみんなで見る

ストロークスの後はSpoon、スレイ・ベルズと見て…Spoonは2番目に大きなステージ「Big Apple Stage」のトリだったんだけど、かなり…WHITE STAGEが一杯ぐらいの人は入っていて。日本では以前来日した時は全然狭いところ…GARDENとかだっけ?と思って調べたらUNITだった。なーんか、Spoonみたいなバンドでもアメリカではすーんごく盛り上がるし歓声が上がる。当然スレイ・ベルズも盛り上がっているし、その後のスクリレックスもど盛り上がる。なんかすごいよね。自由というか幅が広いというか。

そして大トリ、ジャック・ホワイトとスクリレックスがそれぞれのステージでどパンパンに膨れ上がってる裏で、会場中央のHondaブースのビジョン(通常はHonda Stageでライヴがやっていればその模様を流す。この時だったらスクリレックス)ではNHLのファイナルが放送されていた。どうやら生中継らしく…ニューヨーク・レンジャーズが進出していることもあり、人が少しずつ集まっていってライヴそっちのけで歓声を上げる。「レッツゴー、レンジャーズ!」コールも自然発生。対戦相手はLAキングス(ロスでやっているからか、時差で生中継できたのかな)。少なからずそちらのファンも居て、彼らは彼らで意気投合してた。良いなあ(笑)今回のNY滞在中はヤンキースもメッツもビジターで、現地でスポーツも見てみたかったけど見れないなあ…と思っていたので、こういう場に蜂合えてすんごい楽しかった!ライジングで野球日本代表の試合見たの思い出すな~。↓はこの日の最後に鳴らされた、Jack White“Seven Nation Army”!

3日目

J. Cole(ちら見)→The Kills、The Bloody Beetroots(半分ずつ)→James Blake、Foster The People(半分ずつ)→Interpol、Empire of the sun(半分ずつ)→Vampire Weekend






3日目のニューヨーク観光記はこちら。SANAA建築の新美術館、ブルックリンなどを歩きました。この日も2日目と同じように夕方から。前日のディスクロージャーみたくJ.coleがパンパンだった。J.coleの曲に合わせて、入り口付近のセキュリティがすんごい踊りながら歌ってて(笑)なんかああいうのが許されるノリが、アメリカなんだな~。楽しいんだけど日本でやったら絶対クビだろうなあ…。

James Blake/ジェイムス・ブレイク

ジェイムス・ブレイク見るのはコーストでの単独以来でした。相変わらず美声&イケメン。YouTubeで明るい時間の野外でのライヴとかは見ていたけど、でもやっぱ初めて見たフジロックの時の印象が強くって、暗いところの方が雰囲気あって良いよなあ…と思いつつ。アメリカでの人気はわからないなと思っていたけど、それでもやっぱ人が一杯だった!

Foster The People/フォスター・ザ・ピープル

James BlakeとかぶっていたFosterの後半だけ見に行く。見るのは単独のAX以来。多分ちょうど“Houdini”か“Pumped Up Kicks”のどちらかあたり。ジェイムス・ブレイクの時に最前列にピカチュウの被り物をしてる人が居て。先日地下鉄で見たどーも君といい、なんか日本的なものを探したい…と思ってたら、フォスターの時もキティちゃんのバルーンが目の前で跳ねてた(笑)フォスターはやっぱアメリカのバンドだし、そこそこ人は入っていたんだけど、“Pumped~”が終わると結構人が引いて。その状態だと、(昨日までのトリ前クラスと比べると)そこまで人が無茶苦茶多い、という感じではなかった。けどやっぱ良い。フジロックでも見たかった…いや見たいなあ…。

Vampire Weekend/ヴァンパイア・ウィークエンド

Interpol、Empire of the Sunを見て(Interpolに関しては前日のSpoonと同じようなことを思っていた)、最終日だからやっぱ早めに帰り始める人が多いなあと思っていたけど、大トリのヴァンパイア・ウィークエンドは勿論人が一杯。規模的にも内容も去年のフジロックと似た感覚、だけどやっぱお客さんのノリ、合唱っぷりが違う(ヴァンパイアだけじゃなく全般的にそうだけど)。最近よく聴いてるから楽しかった!

セットリストはこんな感じ。“Unbelievers”でも“California English”でも勿論“A-Punk”でも超盛り上がるんだけど、いやでもヴァンパイアって決してわかりやすい音楽やっているバンドじゃないよねえ。ポップだけどさ、すんごい前衛的なポップ。でも多分そういう――新しいものがすごく評価される土壌がアメリカにはあるんだろうなあ。“Giving Up the Gun”での盛り上がりを見てて――不思議なキラーチューンだなってすごく感じた。そして、アンコールの最後は“Walcott”!

(禁止されてるフェスじゃないから色々動画も貼ってみたけど、いやしかし皆撮りすぎだよ(笑)すごいな。“Walcott”の動画、バンド自体はこれの方が見やすいんだけど、臨場感は↑が好き。)

Honda Stageの大トリ、Axwell Λ Ingrossoがまだプレイしている最中だけど帰路へ。“One More Time”とか何かのマッシュアップの最中に特効で花火を上げてて、すっごい豪快な演出だなー…と思ったんだけど(笑)、終演後は終演後でちゃんと花火が上がっていた。橋のあたりで見れたけど…なんだよ花火があるって知っていればちゃんと見たかったな。そんな感じで、無事何もなく、3日間のフェスは終わりました。いえ、ホテルへ帰るまで、そして日本へ帰るまでがフェスですよ…。


まとめ:他にも海外フェスへ行ってみたい!

改めて良いフェスでした

改めてこのメンツとロケーション、クオリティで3日券$250は安い。安いっつっても海外旅行がメインだしトータルでは沢山お金出ていってるんですが、でも純粋にチケット代はやっぱ安い。(VIPチケットとかもあるけどそれは置いといて)キャパ2.5万だとして単純計算すると6億円ちょい。これに加えてスポンサー費があっても…これだけの収入でこのクオリティじゃ全然大赤でしょう?という気がするんです。

ただ、駅から会場内まで警察もめっちゃ投入されてる様子や、入場ゲートにはニューヨークの各スポーツチーム(野球もNHLも)のエンブレムも入っていることから考えると、このイベントは一企業ではなくニューヨーク市が割と主導となっている(深く協力している)のかもしれない、と思えばその「収益面よりイベントのクオリティ」というのも納得できる。これだけアートやカルチャーの中心となっている街、市として音楽文化戦略の中核イベントが欲しいとか?そういう戦略的なものがあるのかも(もしそれが当たっていたら、そういう意識が羨ましい)。そうすれば、入国審査の時に「目的はガバナーズボールですか?」といかつい審査官に言い当てられたのも理解できる。

まあ仮定の話でしかないんだけど、でもそうじゃなきゃおかしい環境設定なんだよね。あとは…ニューヨークでライヴやるのと日本でやるのとじゃアーティストのギャラが全然違うのかもしれないけど。アーティストのプロモーションとしても、マーケット規模的にアメリカでやるメリットは大きいけど日本の洋楽じゃ推して知るべしだからなあ。ま、そんな裏事情はともかくとして、とっても環境の良いフェスで満足!(上の方でふれてないけど、グッズも種類が沢山あったし、Tシャツも$25ぐらいからあったから日本のフェスと比べれば高い感じはしない。フードも沢山店舗があって――でも基本アメリカ的なラインナップだから(笑)僕はFried Chicken Riceがあるお店で2日ともお米を食べたぐらいだった)

面白かったポイントは冒頭で散々書いているので内容がかぶるかもしれないけど。ニューヨークという街自体が多くの人種が居るから、フェス会場でのファッションも踊り方も皆自由で人それぞれ。オシャレもダサイもルールも無い。文字や写真じゃ表せない体験として…新鮮さや開放感がものすごくあった。うーん、とどのつまりこのフェスこの街を選んで正解だったなあと。

あとは今回みたいな――昼間観光、夕方からフェス。という行動ができたのも満足度として大きかった。それもこれもステージが近い――たとえかぶっていてもライヴが沢山見られるという会場構成の為せる技でもある。うん、だから「1バンドが沢山楽しめる!」「見たいアーティストのかぶりが少ない!」こんな単純なことで満足度が得られるのに、なぜ日本のフェスではあんなにステージ間の距離が多いフェスばかりなのか?と、今まであまり気にしたことがなかったことが気になった。なぜやれないのか、知っててやらないのか。(アーティストを沢山突っ込まざるを得ない、ユーザーニーズや業界ニーズもわかるんだけど…)

まあその「かぶってるー!」みたいなこと言うの含めてフェス、なのかもしれないけど…。話がずれるんだけど、以前は朝霧JAMが「フジロックのアフターパーティー」のような立ち位置だったけど、最近はもう完全にフジが「大きな朝霧」になっている。(洋楽欲もフェス欲も昔程じゃ全然無いけど、でも)そんなフジに宿代含めて大金払うマンネリ感が少なからずあって――その中で海外フェスに出会えたというのは、その矛先としてすごく大きいかもしれない。まあ、フジが「大きな朝霧」化してるって書いたけど、でも人は2日間トータル2万そこらで過ごせて移動もかぶりも少ない快適な朝霧ではなく、3日間トータル10万近く使い移動もかぶりも酷く大変なフジに行くんだから、フジはフジで楽しいんだけどね。でもさ、毎回毎回「トラヴィス!」「渋さ!」「電気!」とか言っていたくないじゃん。特に邦楽アーティストなんか別の(もっと良い価格とロケーションのフェスで)見られたりするんだから…。

来年はBig Day Outに行ってみたい

今後行ってみたい海外フェス。さすがにニューヨークまで13時間のフライトはそれなりにきつかった(笑)ので、もう少し近いところ行けないかな~とか思ったりして。面白かった英語圏で、そしてアメリカでもヨーロッパでもない場所、そう、来年はどうにか休みの都合つけてオーストラリアのBig Day Outへ行きたい!今回のNYと違って、シドニーなら友人も居るからそれも兼ねて。そしてもし叶うなら夏にもう一つとか行きたいな(そこがヨーロッパかな?)。でもこの気持ちのメインは旅行欲によるもの。今季のJ2で、(J1とJ2で)行ったことないスタジアムはほぼ無くなるし、来年はそれを抑えれば…急な結婚や子供ができるとか無い限りお金的にはクリアできる。あ、急な結婚の方が嬉しいっすけど。

おまけ:サッカーネタと携帯が大きいネタは世界でも通用する

ストロークス待ち中。↑このビジョンの内容くだらねー(笑)とか思って写真撮ってたら「それってもしかして電話?」と後ろの人に話しかけられて。「イエス、フォン。モシモシ~(話すポーズ)」みたく答えたら「マジで!デカすぎ!(爆笑)」みたいな反応が。携帯がデカいネタが海を越えた!(笑)しっかしこんなことで爆笑されるとは、外国の方はリアクションが大きい。

同じくストロークス待ち中。前にブラジル代表ユニが2人居るなあと思ってたら、一人が「それって日本のリーグ?」と話し掛けてきてくれて。「そうだよ。うちのクラブ、ドゥンガが居たんだよ!」みたく答えたらそこから話が盛り上がって、フェリポンシャムスカネイマール…等々の話へ。あ、あと僕は東京に住んでてHULKが日本に居た頃見てたよ!とかも。彼の名前はファブリシオというオマケつき(笑)で、サッカー話は海を越えるなーと実感。一緒に写真撮ってもらった。ライヴ中もほぼ一緒に見てて、彼らは当然ブラジル人なんだけど、途中から前の方に来た女性も「リオから見に来たのー!」みたいなこと叫んでた。ブラジルからNYって日本と比べればまだ来易いのかな?(まあ各国から集まっていたのかなと思うけど)

彼らと「東京から来た」という話をしていたところで、隣に居た女子が「私2回東京行ったことあって9月に仕事で一ヶ月行くの!」みたく割込んできたから「長いね!どの街が好き?」みたいな話を続けたら「六本木、アキバ、渋谷。カワイイが好きなの!」みたいな感じで、確かにきゃりーとかをフォローしてそうなセンスだったんだけど。カワイイも海を越えるんだなーと。ライヴ中僕が眩しそうにしてたらファブリシオがサングラスを僕に掛けてくれて、その女子がグッジョーブみたくなってたり、そんな海外フェスのノリがとにかく楽しかった。(あ、メアドとかは聞いてないけどな残念ながら)

海外はライヴ前も中も日本より気さくにどんどん周りの人に話し掛けてる。セキュリティの人ですら話しかけてくる(笑)「中国人?日本人?」「日本人だよ」「そうか!日本人の礼儀正しさが俺は好きなんだ」みたいなことを言われたり。英語をもっと理解できればもっと楽しくてもっと世界が広がるんだろうなって本当に実感した。「(英語わかんないから)日本人居ないかなー」って考え方は、甘えだったんだなー。滞在3日目ぐらいでは不思議と耳が慣れてきてるんだよね(テレビも英語だけど、それもずっとつけてたりしたから)。よくあんな会話できたなってほんと思う。でもやっぱ――だからこそとってもエキサイティングだったし、ほんと新しい世界、価値観が現れた感じがして――やみつきになりそうです、海外フェス。