ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Jリーグ開幕。セレッソ大阪-ジュビロ磐田 @ ヤンマースタジアム長居 / 大阪の庭園を巡る(市内編)。豊國神社 秀石庭、慶沢園、四天王寺本坊庭園 など

大阪旅行その①はこちら。
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いよいよ2017年のJリーグが開幕。

Jリーグの開幕週、渋谷駅通路のデジタルサイネージ広告がDAZNJリーグ広告になっていた。映像で一番最初に映るのが我らが太田吉彰の後ろ姿(その後がセレッソ、コンサ稲本、中村憲剛)。毎日通る、且つこれだけ人通りが多い場所で30秒毎?にジュビロの選手が映るって凄いしすごく嬉しい!あまりに見事なカット過ぎて、最近Jリーグを見てない人は飛んでる9番ってだけで中山の写真だと思うんじゃないか(笑)そしれこれだけ華々しいJリーグ広告も久々だと思いました。

セレッソ大阪-ジュビロ磐田ヤンマースタジアム長居


今年も待ちに待ったJリーグ開幕!

そしてJ1開幕戦・セレッソ大阪-ジュビロ磐田ヤンマースタジアム長居セレッソのアウェーへ来るのは一昨年のキンチョウ以来(セレッソを見るのもその時以来)、ヤンマーは2年半前の天皇杯以来。
romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jpセレッソにとっても3年ぶりのJ1ということで3万人を越えるお客さんが来場――想定よりも多かったのか、試合開始直前でも入場列が長蛇の列で捌けていなかった。こんなこと初めてだわ…!でもビジターゲートはなんとか間に合いました。ジュビロを見るのは11月の仙台戦以来。PSMを映像でも一切見ていなかったので一体どんなサッカーするかも楽しみだった。スタメンはカミンスキー、DFが康裕、大井、森下、宮崎、ボランチにムサエフと川辺、2列目に太田、注目の中村俊輔アダイウトン、FWに川又。

試合結果は0-0でドロー。お互い「負けたくない」気持ちが強すぎたのか硬い試合だった。セレッソは昇格組とは言え13年にキンチョウで柿谷や健勇に良いようにやられたイメージが強いので。ポテンシャルはあるチームだと思うし(今回も柿谷は本当に敵ながら上手くて惚れ惚れした…)、その中でもソウザの存在感無茶苦茶あるし。清武居なくて助かったし、まあ負けよりは良いかな…?途中出場の選手がお互い輝き切れなかったと思うのでスコアレスドローは妥当だったか…。

今季初めて見たジュビロについて。
・まず新加入。ムサエフが守備攻撃とも頼りになったしロングボールでもターゲットにもなったし、想像以上に良かった。服部の目の付け所すげえな…!宮崎は左SBでも頼りになるし、他に頼りになる左SBが居ないのでやむなしなんだけど、終盤に少しやったムサエフ宮崎のコンビも面白いのでは…と思った。
・川又も前線であれだけ守備する上で、後半でも裏へのロングボールにヨーイドン出来るスピードがあるのは、想像以上に動ける選手だなあと思った。あとは得点だね…!そこのところは昨年までと同じで、俊輔(昨年までは祐希)がFWの近くに入らない分もっとアダや吉彰がもっとCFWに近い位置でフォローしないとCFWが孤立して苦しい。
中村俊輔。ボールタッチが上手くて、そしてなんと言っても話題もあるのは楽しい。ボールタッチが多くてその分ジュビロにタメは作れるんだけど、お互い単調な試合になってしまったのはあのリズムに因るものな気も。セレッソの選手もリスペクトし過ぎた。その点ソウザには結構簡単に潰されてた印象があるので、期待はしてるけど過信はし過ぎず…。
・松本君も上手かったけど、川又も俊輔もだけど新加入選手はこれからかな。次の試合も楽しみ。

全体的にやっぱ足元のパス回しなんだよ、ジュビロって。昨年までもそうだけど。俊輔がもっと活きるためにはもっと周りも先の動き出しが必要なんじゃないか。そういう意味では川又はかなりボールの無い所で動いてくれていた。松本君みたいなドリブラーもアクセントになる。早いところ1点、1勝が観たい。

豊國神社 秀石庭


大阪の庭園巡り、こちらのエントリでは大阪市内編。まずは大阪城公園内の豊國神社 秀石庭。重森三玲による庭園。昨年春ぶり(今回泊めていただいた友人の家から近かったのでせっかくなのでご案内を)。大阪城豊國神社の人の多さの割に全くこのお庭までは人の流れが無い。PRしないとそんなものかなあ。大阪城公園の梅林は見頃も近く、公園自体はかなり人多かった!ちなみに大阪城ホールもワンオクのライブだったのかグッズを身につけた人が多かった。
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慶沢園






慶沢園(住友家本邸跡)。大阪市指定名勝。天王寺公園の一角にある庭園で、七代目小川治兵衛作庭のお庭は「なぜ今まで気付いてなかったのだろう?」と思う程の名園。植治の代表作には平安神宮神苑や無鄰菴、円山公園慶雲館が挙がることが多いと思うのだけど、これも代表作の一つと言っていいのでは…。

そういう意味では管理団体(大阪市?)のプロモーション不足なのかもなあ。「大阪 日本庭園」でググる万博公園大仙公園ばかり出てきて慶沢園の情報になかなか辿り着けない。場所で言ったらこっちの方が何倍も行きやすいだろうにし借景にあべのハルカスというのもウケそう。絶対インバウンド客に人気出る。まあ人が少ない分、鑑賞するには騒がしくなく満喫出来るのでありがたいことなんだけど。


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四天王寺本坊庭園






天王寺四天王寺本坊庭園「補陀落の庭」「極楽浄土の庭」。四天王寺天王寺の駅名の由来にもなっている、大阪を代表する?寺院。方丈は徳川秀忠により再興されたもので、庭園も初期はその頃に造られて明治時代に改修されたもの…とのこと。池泉庭園の方にある水色の「八角堂」は国登録有形文化財
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味園ビル

庭園巡りはそんな感じ。夜は味園ビルに初潜入。ジャグバンド楽しかった。それ以外にもどれも美味しいなんばの居酒屋、お好み焼き、安い海鮮居酒屋、深夜の蕎麦。どれも楽しかった。付き合ってくれた方々、ありがとうございました!

大阪それ以外の町並み



今回は大阪市外だけでなく市内でも今まで通ったことがなかった道を自転車をお借りして沢山走れて楽しかったー。特に24時ぐらいに見慣れない街の飲み屋街や商店街を自転車で走るのは本当にワクワクした!東京と比べてまだ都会の中にレトロや雑多さが残る大阪は景色が飽きない…。近年大阪行く時は大体なんばのカプセルが定宿で、そこを拠点に別の市や県へ行くことが多く市内で歩く範囲はあんまり拡がってなかったので。今回は色々新しい発見があって本当に楽しかった。金曜の晩からお世話になった友人に感謝!また大阪を自転車で走りたいなー。

JAMES BLAKE @ なんばHatch / 大阪の庭園を巡る(市外編)。岸和田:岸和田城庭園「八陣の庭」、堺:大仙公園 日本庭園、泉大津:東雲公園「吉泉庭・悠泉庭」、吹田:旧西尾氏庭園 など

JAMES BLAKE《JAPAN TOUR 2017》 @ なんばHatch

JAMES BLAKE《JAPAN TOUR 2017》@なんばHatchへ行ってきました。ジェイムス・ブレイクを見るのは昨年のフジロック以来。
romitou.hateblo.jp今回の東京国際フォーラム公演もすごく楽しみにしていた――のですが、その日がJリーグの開幕戦の大阪アウェーとかぶってしまった!見れないのは仕方ないや……と思っていたけど、よくよくスケジュール見たら前日が大阪公演だった。だったらちょうどいい!ってことで金曜日を有給にして大阪へ。買ったのがその週とかだったのに整理番号が600番台とかで。大丈夫かなーと思っていたけど思ったより沢山入ってた。初なんばHatchSHIBUYA-AXを少し小さくしたようなイメージか。

前座のD.A.Nを終えて20時ちょうどぐらいからジェイムス・ブレイク。セットリストはこちら。神。もう言うまでもなく最高だったんですが、「こんばんは。お久しぶりです」とか時折喋る挨拶の日本語、こんな流暢だったっけ?てのが気になった(笑)ジェイムス・ブレイクって決して分かりやすい音じゃないのに、何でこんなにいつもライブが良いんだろ――。考えてみると今のところ洋楽でライブ見てる回数は2番目ぐらい多い気がする(たぶん1位はPHOENIX。2位がジェイムス・ブレイク。次点がデスキャブとTahiti80かな?その次だとモグワイ、ペインズ、バトルズ、シガロス、ダープロ、フォスター…とか辺りだろうか)。

ライブ後は友人とお好み焼きを食べに行って開幕戦に備えた。今回の大阪旅行ももちろんお庭を巡っているので2つのエントリに分けて紹介します。こちらは大阪市外編。

吹田:旧西尾氏庭園







吹田市・旧西尾家住宅(国登録重要文化財)、そのお庭が「旧西尾氏庭園」として国登録記念物(名勝地関係)に指定。京都の仙洞御所(上皇の御所)に勤めた料理人の屋敷。時間の都合で建物の中は見学せずに庭園のみご案内いただきました。茶道藪内家の監修の元に造られた茶人好みの庭で、皇族ゆかりの人物のお庭…ということもあり、東屋は桂離宮のものを模して造られたとか。今回は京都も行けず大阪北部で行けた庭園もここだけ。京都や同じ吹田市の旧中西邸や高槻の普門寺は夏の吹田アウェーの時に行こう!
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吹田の町並み

↑の旧西尾家住宅へ行く為に初めて降りた吹田駅正月も吹田市に行った気になってたけどあの時は茨木駅で降りたんだった。吹田の地はかつて上皇の領地だったと説明を受けたのですが(だから先のような大きな屋敷が他にもあり、そのうちの一つの跡地に造られた?のが交流施設「浜屋敷」)、「宮の前街道」という通りもそういう歴史から来ているんだろうな。初めて歩く街はいつもワクワクする。餃子の王将も普段見慣れてるやつじゃなかった…!






浜御殿



堺:大仙公園 日本庭園





ここから南部。堺・大仙公園 日本庭園。作庭は足立美術館でお馴染み磐田市出身の中根金作。以前堺に来た時はスルーしてたので初訪問。ザ・日本庭園な池泉回遊式庭園。素敵でした。この公園の向かいに日本一大きい古墳の仁徳天皇陵があります。
oniwa.garden大仙公園の後に千利休ゆかりの寺院で名勝庭園がある南宗寺へ行った…のですが、2年前に来た時は写真撮れたのに今回撮影禁止になっていた!残念…。堺市には他にも文化財庭園が幾つかあり、春と秋の文化財公開ウィークでのみ公開されたりするらしい。来年その時期にアウェー決まらんかなー。



岸和田:岸和田城庭園「八陣の庭」



岸和田城庭園「八陣の庭」。国指定名勝。作庭は重森三玲。2年半ぶりに来ました。初めて来た前回は天守(復元された資料館)にもう登れない時間だったので真上からの視点を味わえなかったのでそれは今回が初。上から見るとこんなに砂紋が綺麗に見えるのか…!感動。豪快で美しく独創的な名園だと思います。

ちなみに代々?岸和田城主を務めた岡部家は、静岡県の岡部町にルーツがあったと。「岡部町」の町の名前が領主から来ていたというのも初めて知ったし、静岡県のあの辺と岸和田がこんな風に繋がってる…と思うと面白いなあって。
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岸和田:五風荘庭園







岸和田城のすぐ近くにある五風荘庭園。岸和田市指定名勝。昭和初期に造られたお屋敷と庭園で、京都の高瀬川二条苑や和歌山の六三園と同じくがんこフードサービスの料亭になっています。前回岸和田来た時は存在を知らなかったので今回見られてよかった。(がんこフードサービスの出店戦略が気になる…)
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岸和田の古い町並みと近代建築








岸和田城付近の紀州街道沿いには古い町並みが残り、旧銀行のレトロ建築も市内に幾つもある。岸和田=やんちゃで治安悪そうなイメージがあるので(場所を変えればあながち間違ってないのかもしれないけど…)、こういう意外な街の雰囲気は楽しい。でもアーケードでサチモスが流れていたのにはなんかグッと来た。

泉大津:東雲公園「吉泉庭・悠泉庭」




岸和田と同じく南海本線沿いの町・泉大津。フェス好きとしては「泉大津フェニックス」の名前をよく聞くけど、行ったことないので初めて降りました。駅から徒歩10分程の場所にある東雲公園の中に重森三玲の庭園「吉泉庭」「友泉庭」が残されています。元々は大阪市内にあったもので、その取り壊しと泉大津市政70周年を機に泉大津に移築された。フツーの公園の中にあるので、悠泉庭の方は普通に子供の遊び場になっていて近寄れなかったし遠目で写真撮るのも怪しさ満載…でやり辛かった。(笑)せっかくだけど控えめに撮ってそそくさと退散…。



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大阪旅行②に続きます。
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赤坂2丁目が気になる話

最近気になる町。赤坂2丁目。

読んでた漫画の影響か、赤坂=料亭のある街ってイメージはずっとあるんだけど、赤坂見附赤坂駅よりも溜池山王側にその面影を感じる建物や階段があったりする(赤坂自体、意外と細い路地多いけど)。

料亭「重箱」さんの前にはよくタクシーや高級車が止まっている………。

そして赤坂駅六本木一丁目駅溜池山王駅の間あたりのエリアにあるのが赤坂2丁目。どの駅からも微妙に離れているからか、まだ開発の波に乗り切っていない町並みが残っている。嘗ての料亭(料亭の数が多い!)、古い八百屋、石畳の細い参道、椅子張り専門店、不自然に一件だけ残る女性向けの服屋さん、新しくない珈琲店や居酒屋…など。

地図で見ても建物が密集している。左下の空白の部分は現在は学校?があるのだけど、かつては南部藩の江戸屋敷があった場所でその近くには勝海舟旧宅跡の碑も。この赤坂2丁目にランチの種類が多い上にカツ丼が美味しく安い、そして更にWi-Fiが飛んでる完璧な店があり、最近足繁く通っている。

「赤坂2丁目 花街」とかで検索しても赤坂の本体の話ばかり出てきて2丁目そのものがどういった街の色だったかはあまり見えて来ない。それがまた気になる今日この頃。勢いで東京に出てきてはや12年。東京に居られる間に、そしてどんどん新しくなってゆく前に、色んな街を歩いてみたいと最近思います(今までも歩いてきてるけど)。なんか久々に特にどこへ行ったでもないエントリ。