ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

日本代表-デンマーク代表 /“ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし”展 @ 東京都庭園美術館 /“サイコアナリシス‐現代オーストリアの眼差し”展 @ トーキョー・ワンダー・サイト渋谷



日曜、フットサルの前に東京都庭園美術館で“ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし”展。前回庭園美術館へ来た時はさほど人も多くなくてスムーズにッ見られたんだけれど、今回は最終日ということでかなり人も多かった。Franz Ferdinandの2ndアルバムのジャケットワーク、その元ネタ、オリジナルはこの人たち。平日。トーキョー・ワンダー・サイトで“サイコアナリシス‐現代オーストリアの眼差し”展を見る。週の始めは休みボケかと思ったけど、それよりもW杯ボケのような気がした。木曜の昼休みには代官山まで散歩。デンマーク大使館へ行ってみた。ここでも夜にはパブリック・ビューイングが行われる。ちょうどその仕込みが行われていたところ。しかしこのLEGOの広告は良いなあ。ほっこりとした気分にさせられるのが、北欧ぽさ?夜は23時頃帰宅、F組の試合を見ながら就寝。

そしてついにこの日。4年間の集大成、かもしれない日。デンマークはあれだけ防戦一方になったカメルーンよりも強い相手。厳しい戦いになることは目に見えていた。引分けでも良いと思ってたら絶対やられる。正直、先制されたら日本は点が取れる気がしない。でもだからこそ引分けでも良いのなら可能性を感じる。試合開始。トマソンが良い。しかしトマソンと言えば、日本の一般的なサッカーファンの多くはフェイエノールト時代の小野との組み合わせが一番馴染みがあると思うのに、誰も何も一言も言わないのは何故なんだろう。本田のFK。妙にカメラの角度がチャンピオンズリーグの時に似ている、と思った人は少なくなかった筈。なんだあの落ち方。デンマークのGKがかわいそうだ。遠藤のFKは、やっぱりあまりにもそのFKが強烈で脳裏にあったからこそ生まれたものだと思う。遠藤らしいコースを狙ったFK。

でもあのシーン、遠藤なんかは本田にお前蹴れって言ってそうだよねー。でもたぶん本田が相手の心理を逆に読んで(壁の位置見て)、遠藤に任せてるような気がするとしたら、本田はやっぱただのエゴイストではない。ユースに昇格出来なかったり、各年代の世界大会で負け続けてきて、そんな逆境も乗り越えてきた選手だからこその…楽観から来る強気か。後半も気持ちが切れず、そして岡崎のゴール。本田も良く見えてるよ。蹴られてる岡崎に笑った。良いチームだなあ。そして、決勝トーナメント進出。しかし…正直、最終戦まで可能性残ってるとも思わなかったから。最終戦をこうして可能性がある中で見れたことだけでも嬉しいのに、まさかこんな結果になるとは思いもよらなかった…。カメルーン戦の時も書いたけど。ほんと世界大会で負け続けてきた“谷間の世代”が今大会メンバーの中心なのだから。

そんな選手たちが、あれだけちやほやされ続けた代表が成し遂げられなかったことを、二つも成し遂げてしまった。ふと「歴史に名を刻め、おまえらー」ってフレーズを思い出して、しかしなんかまさにスラムダンクの湘北みたいなチームな気がしない?本田が桜木か流川かはわからないけど。数少ないシドニー五輪世代の…中澤と遠藤がゴリと三井かわからないけど、それでも二人ともそれぞれ代表という舞台では悔しい立場に居続けた選手。あまりエリートエリートし続けてきた選手が今のスタメンに居ない。気性が荒い選手…問題児とまで言われた選手も多い。直前の連敗で内紛もささやかれた。ほんとどれだけの人がこんな結果予測出来たか?でも、逆境に慣れた今回のメンバーに似合う展開だったのかもなあ。全てはカメルーン戦の勝利にあった気がする。…決勝トーナメントの1回戦ていつ?(笑)もうそれも把握していない。今日はこのまま出社。渋谷どうなってるかな?あとテレ朝の解説を聞いた後だと、日テレの北澤・城の地味な解説も耳につかなくてよかった(笑)

そんな日の朝はやたら猫を見かけた。



あと深く疲れて落ち込んだ日に“ボレロ”を口ずさむのは、10年前と変わっていない。多分。七転八倒の人生を笑い飛ばして。