秋の庭園巡り・三重編④。鈴鹿・松阪編。松坂城跡と御城番屋敷・武家屋敷街の町並み〜鈴鹿・伊奈冨神社庭園 など
三重の庭園巡りその4。名松線〜伊勢本街道編はこちら↓。
romitou.hateblo.jp名松線を乗るための起点となるのは松阪牛で有名な松阪市です。松阪は一度だけ来たことがある。↓この時――なんだけどなんにも書いてないぐらいサクッと歩いただけではあった。松阪城跡のあるかつては城下町であり、伊勢神宮へ参るための伊勢街道が通る街。三重県では4番目の規模の市。
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松阪の城下町の町並み
伊勢街道の町並み
駅前でレンタサイクルして松阪の町を走る。ざっくり言うと、駅から正面を見て右手側がお城や武家屋敷などのエリア、左手側のちょいと離れた位置に飲み屋・歓楽街。その左右を伊勢街道が繋いでいます。
松阪で見たいと思っていたのは冒頭の画像の「長谷川家住宅」。元武家屋敷であり江戸時代に造られた庭園(三重県指定名勝)があると――ただ一般公開が週末のみで平日に団体さんの見学があることもあると。訪れたのは団体さんの見学のある平日――事前に電話で一緒に見学することは可能かと交渉したのだけどさすがにムリだった。またいずれ再訪したい。
また松阪の伊勢街道沿いには三大財閥の一つ「三井家」発祥の地もあります。
松阪城跡・松阪市立歴史民俗資料館
石垣が思っていたより立派な松阪城跡は国の史跡で日本100名城。市の歴史民俗資料館(大正時代の建築で国登録有形文化財)や、松阪出身の江戸時代の学者・本居宣長記念館などがあります。
松阪の街を見下ろす。
愛宕町遊郭跡・歓楽街辺りの町並み
駅から、お城と逆側に松阪の飲み屋街・歓楽街があります。かつて「愛宕町遊郭」のあった場所で、そこまでの通りにもスナックやポルノ映画館?があります。
歓楽街の一角にあるのが松阪出身の小津安二郎青春館。
鯛屋旅館
今回泊まったのが創業220年!の鯛屋旅館さん。伊勢街道沿いの由緒ある旅籠。駅からの距離や夕食に松阪牛のすき焼きがついた上でリーズナブルだったのが決め手。すき焼き美味しかったー……あんまり旅先の食にこだわりは無い方ですが、美味しいものにはやはり感動する!
「三重県の名勝一覧」によると、松阪地域には今回訪れた(けど入れなかった)長谷川邸以外にも2つ県名勝がある。今回は時間・ルート上、下記で訪れる鈴鹿の庭園を選んでしまったけどまたいつか訪れたい。
鈴鹿・伊奈冨神社庭園
ここからは鈴鹿市に移動。鈴鹿といえばなんといっても「鈴鹿サーキット」。中心街からは離れているサーキットですが、その最寄駅である鈴鹿サーキット稲生駅から徒歩10分程のところにあるのが三重県指定名勝の伊奈冨神社庭園。津で伊勢鉄道に乗り換えて、この駅で降りて(多少離れているのに)サーキットからの音が聴こえる中歩いていくと――神社が……だが庭園は絶賛かいぼり中(発掘中)…!
発掘作業中の方に「いつからかいぼりしてるんですかねー?」と聞いたら「私も今日初めて来たんだわー」とおっしゃっていた。また池に水が戻った時に見に来たい…。伊奈冨神社の隣には「稲生民俗資料館」があり、その中には発掘作業に関する写真なども掲出されていました。
oniwa.garden
稲生の集落やその辺の町並み。「伊奈冨」「稲生」は両方とも「いのう」と読むんだね。
鈴鹿・白子の町並み
伊勢鉄道の次の電車まで時間もあったので近鉄の白子駅まで3kmぐらい歩いたのだけど、白子には想像していなかった古い町並みが残っていた。調べると、伊勢神宮への参宮道が通りその宿場町でもあり、港町としても栄えたそう。旧伊勢街道沿いにある古い町家が「伊勢型紙資料館」になっていたり。今回は時間もなかったので駅に向かってしまったけどもう少し歩いてみたかった!
下記は旅館にあった郷土史で見つけた長島遊郭の写真。
三重の庭園巡り、最後は四日市編に続きます。
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