ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

関西旅行②。京都の庭園巡りその1。桂離宮、城南宮神苑、東福寺 霊雲院庭園、島原遊廓跡の町並み

関西旅行その2。前日は愛知県で奈良美智展。年末ぶりに京都の庭園を巡りました。
romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jp夏はそんなに特別公開している庭園が無いのでいつも程はアクティブじゃないのだけど、京都はやっぱり楽しい。

桂離宮








桂離宮4年ぶり2度目。宮内庁の管理する宮廷庭園であり日本庭園最高傑作の一つ。完全事前予約制で前回は宮内庁へ行って予約券を受け取ったりしたのですが、最近は当日整理券の配布も始まって今回はそれで滑り込み(それでも開始時間から少し過ぎたぐらいだったのに、もう最後の15時半からの回だけだった)。写真撮りまくって堪能。

松琴亭のこの色、変わってなくて嬉しい。











約1時間係員の誘導を受けながら鑑賞するのですが、この外人さんがとても熱心に写真だけでなくメモを取りながら回っていたので、写真を撮ってあげて少し話した。やっぱ庭Tシャツ作りたいな…その前にまずおにわさん名刺か…。

桂離宮、ほんっっとうに素晴らしい場所なので有料化大賛成。数百円とかでなく1,000円以上でも良いと思う。苔寺なんかも奉納3000円からでも人多いし、それだけ価値がある場所だと思う。その上でも予約制は維持して欲しいな。人入れ過ぎると苔を始め多少荒れてしまうだろうからそこが心配。
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城南宮神苑












城南宮神苑中根金作による作庭。京都の町中から地味に離れているのもあり今回初めて行きました。この庭園、椿の時期にめちゃくちゃインスタに流れてきたけど、今回はそれ程の人出でもなかった。本殿が改修中で観れなかったのが残念。
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城南宮のすぐ近くに円山町もビックリの大きなホテル街があったんだけど、これは名神高速のICが近いからなのか、お宮の近くに飯盛旅籠・遊郭的なものがあったのかが気になります。

東福寺・霊雲院庭園「九山八海庭」「臥雲の庭」




重森三玲作庭。何度か来てるけど2年半ぶりの訪問。今回唯一見た重森三玲庭園。
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島原遊廓跡の町並み など




京都・島原の町並み。島原遊廓は日本最古の幕府公認遊郭。チャリで通ったことあった気になっていたけどそんなことなくて初めて行きました。今では普通の住宅街…のようで、四方のうち二方が山陰本線と市場によって閉じられているのが嘗ての閉鎖感を語り継いでいる感じがするなあと思った。

京都の庭園巡り、その2に続きます。
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関西旅行①。奈良美智『for better or worse』@ 豊田市美術館 / WORLD BEER SUMMIT 2017

ジュビロのアウェー・吹田へ向けた関西旅行(実際は仙台戦の日から夏休み)。一度戻った東京の自宅から18きっぷで西へ向かう。初日は愛知県で寄り道。

奈良美智『for better or worse』@ 豊田市美術館

奈良美智『for better or worse』展@豊田市美術館へ行きました。昨年秋ぶりの豊田市美術館。奈良さんの大規模個展は『君や僕にちょっと似ている』展を横浜や青森で見て以来です。
romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jp前回の大規模個展やそれ以外の色んな美術館のコレクションで観たことがなかった作品も沢山観られて大満足!展覧会最後にある協力クレジットの中に、国内外の名だたる美術館やコレクターに混ざってバッド・ミュージック、そして増子さんの名前があるのが面白かった。同時開催の森千裕さん個展タイトルが『Omoide in my head』というのもそそられます。

豊田市美術館・童子苑

谷口吉生建築。昨年も来ているけどやっぱ好きな美術館。豊田スタジアムで試合があるなら毎年でも来たい。そして↓のお庭の写真はお茶室「童子苑」。苔がきれい。




WORLD BEER SUMMIT 2017

名古屋へ移動して名古屋の友人と『WORLD BEER SUMMIT 2017』。初めて行ったけど、こんな街中でこんなイベントがあって羨ましい。バンドのラインナップもビールのラインナップも。辿り着く前にすごい豪雨で、大丈夫かしら…と思ったけどステージも思ってたよりちゃんとしたやつ。カルメラ初めて観たけど楽しかった。森道といいビアサミのいい、毎年でも来たいすなあ…(一応東海地方出身者としては)。代々木か日比谷でやらないかなー(こういうラインナップで)。

そして旅は関西旅行へと続く――も、愛知県内の豪雨により東海道線大遅延。かろうじて米原で接続はしてくれるも、最後山陰本線へ接続できず駅から1時間近く歩く羽目に…まあタクシー使えっつー話なんだけど。24時前には京都の宿に辿り着く予定が宿に着いたのが1時半頃。旅は翌日以降に続きます。
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ベガルタ仙台-ジュビロ磐田 @ ユアテックスタジアム仙台 / 塩竈の町並み。鹽竈神社 御神苑、塩竈市杉村惇美術館など

ベガルタ仙台-ジュビロ磐田ユアテックスタジアム仙台

ap bank fesから10日ぶりの仙台。ベガルタ仙台-ジュビロ磐田ユアスタへ行きました。平日開催なのでこの日から夏休み。ジュビロを観るのは天皇杯ベルマーレ戦以来、ベガルタを観るのは今季のホーム開幕戦以来。ユアスタ来るのは昨年の対戦以来です。
romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jp平日ナイターの割にジュビロサポ凄く多かった。J2だけでなく前のJ1時代でも閑散としてたアウェーが以前はあったし、2012年のユアスタでの天王山の時はもっと少なかった記憶。夏休みを取りやすいタイミングだったのかもしれないけど、サポが底上げされてるなーって思う。

試合は0-0ドロー。前節出場できなかった川辺とムサエフが復帰して中盤は支配できた。仙台がポゼッションに変わりつつある中で支配できたのは正直良い内容だったと思う…けど決め切れなかった。まあなんだかんだ無失点という守備の安定感が、本当に隔世の感ある…!

・川又アダの2人はやはり上位相手にカウンター出来る時の方がハマるんだろうなあ。
・連勝中の勢いがある時なら、アダ、宮崎、そして松本の決定機。一つぐらい入っていた気がする。
・更にあれだけセットプレーのチャンスがあって1点も入らないのは最近じゃ珍しい…。
ほんとあとは点だけだったなあ〜って試合。荒木も仕掛けてたし、松浦も速攻や狭い所でのプレーにキレがあったし(も少し早く見たかったな)、守備陣の安定感も言わずもがな。ベガルタが扇谷が手を使ったファウルを取りまくる傾向に適応できず苛立った分…んー先制できていれば。


塩竈の町並み

今回の仙台アウェーついでに行った場所。塩竈の町へ行きました。東北本線仙石線で何度も通り過ぎているし菅野美術館は行ったことあるんだけど、町歩きはしたことなかった。湊町であり、かつては国府多賀城のすぐ近く、現在も仙台松島石巻の街道沿いにあるので人口の割に町並みから繁栄を感じる町。街の中心は仙石線本塩釜駅」の方にあります。





湊から栄えた町の場合、先の津波によって街並みが失われていてもおかしくないのだけど塩竈は意外と古い町並みを残していて、街道沿いの町・そして鹽竈神社門前町としての顔も強いことが分かる。3階建ての旅館「旧ゑびや旅館」はかつては飯盛旅籠?で現在はまちなみ博物館に。

そして塩竈は坂の多い町でもある。尾道や愛知の亀崎みたいな感覚。斜面や坂を登ったところに素敵な古い建物が見える。

鹽竈神社

町と海を見下ろすように存在するのが、塩竈の地名の由来でもある鹽竈神社陸奥国一宮。色んな建物が国の重要文化財ですが、中には東日本大震災での被害から現在も修復中のものもあります。表参道の超斜面。


鹽竈神社神苑。小さな池泉回遊式庭園ですが、松島湾を借景にした眺めが絶景。あの日の海はどう見えたのか――。
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塩竈市杉村惇美術館



元は昭和初期の公民館建築で、アーチ型の講堂が素敵。現在は塩竈ゆかりの画家・杉村惇の名前を冠した美術館に。石巻のReborn-Art Festivalと同期間でハタユキコ展『夏の幻視』が開催中。

尾島町の町並み



鹽竈神社を中心とした旧市街から湊の方へ歩いたところに歓楽街・尾島町があります。観光マップにも「昭和の懐かしい町並み」として紹介されており、幾つか元料亭?元遊郭?の大きな建築が残されています。

ちなみにレンタサイクルをしたかったけど、聞いたら震災後に取りやめになったそう。海寄りの塩竈餃子のお店でお昼を食べていたら、隣の席の人達(会社の仲間同士)があの日の津波の話をしていた。店内では宇多田ヒカルtime will tell”が流れていた。

ふれあいエス塩竃




東北本線塩釜駅の近くにあるのが長谷川逸子建築・ふれあいエス塩竃。屋上には空中庭園が、すぐ隣には平間至さんが寄贈したというツリーハウスが。平間至さんの『GAMA ROCK』もいつか来たいなあ。

福島の町並み




仙台から東京へは鈍行で7時間。途中、福島駅の周りを1時間ぐらい散歩したのですが(福島駅周辺は2回ぐらい宿泊地にしたことはあるけどあんまり町並みの記憶がなく)、冒頭の路地の雰囲気がレトロっつって評価される時が来るんじゃないか…そうでもないか…。

数えるだけなら。この2週間で3度目の仙台、一年で数えたら6回目。2011年以来のハイペース。確かにもう今は、仙台はフツーに大都市なのだ。気仙沼は3年行けていないけど…この一年に行った鳴子、大崎、女川、石巻塩竈。置かれている状況はそれぞれ違う。6年経った今出来ること、言えることって何だろうなあ。あの日から、癒えた傷もあるだろうけど、全て回復しているわけではない。地続きで日々は続いている。今年はもう行かないかもしれないけど来年以降も東北の色んな町へ行きたいし(気仙沼宮古もまた行きたい)色んな町の景色をもっともっと知りたい。